生活

IMG_2933_20140103_113323経済は消費と投資が滞ると不況になる。だから、将来に不安があると誰もが消費を控えるので、そんな時は国が公共投資を増やして景気を下支えしないと経済が失速してしまう。しかし、それは子供たちに多額の借金を残すことになるので、民間の経済活動が活性化されインフレが続き借金が棒引きになるように、公共投資を徹底して行い賃上げにもつながるようにすべきである。

まあ、昨年暮れのボーナスも前年より増えて株価も高値を維持しているようなので、マインド的には不安も残るが、結果としてはアベノミクスはうまくいっているように思う。しかし、一刻も早く具体的な景気浮揚策を国民に示し雇用を創設し経済を立て直し、私達の不安を一掃してもらいたいと思う。

まあ、当面はオリンピックに照準を合わせて観光立国を目指していくのだろうが、医療なども高度医療分野で世界一を目指して世界の病院になってもいいし、IT文化としてアニメやゲーム産業で経済の立て直しを図ってもいいように思う。スパコンの開発などは医療分野や災害シュミレーションやビッグデータの解析など多くの産業の基盤を下支えするものだから積極的に行うべきだし、ゲームやアニメへの関心も高くまだ成長が見込まれることから、民主党政権下の事業仕分けで見直されたアニメ館などの事業も復活させて一大アニメ拠点を日本に創り上げ、雇用の創設につなげていくこともいいと思う。

ところで、民主党と言えば、沖縄の基地移転や原発事故処理などの失態だけでなく、年金や介護や医療などの社会保障制度や子育て支援策についても何一つ真面のものはなく、埋蔵金に至っては何処にあったのか分からず仕舞いで終わってしまった。民意を反映すると言う事業仕分けの結果も惨憺たるもので、関与した者は責任を取って二度と政策決定の表舞台には出てこないことである。そんなことも分からぬ世相に、日本の行く末はどうなるのか心配である。

まあ、一般的に社会制度における制度設計は、いつの世も既得権益の奪い合いが通り相場である。ゆえに、その任を担うものは、すべてを詳(つまび)らかにしないで、適当に周りにも配慮してCoolに決めればいいのである。

かって人間ブルドーザーと言われた田中角栄元首相は、赤坂に女を囲い目白の自宅や新潟の郷里に通じる道路をいち早く整備してしまうところなどは、すばしっこくて小気味がいい。女性問題も拗れたスキャンダルにもならないことは、それなりに男の甲斐性があって、今の連中よりもずっと人間的で正直で面白いと思う。

まあ、女性はその場を盛り上げる花なので、遊び心がなければ扱えない存在だし、男性は女性に楽しく遊んでもらって癒され助けられる存在だから、共に相和して適当に楽しくやればいいのである。そんな遊び心こそが生活なのである。

ところで、そもそも生活とは完全なる消費である。成長とか発展とか進歩などと言うことばとは無縁である。食べ物について言えば、穀物や野菜や果物は、水や土や空気や太陽の光があれば育つし、魚や家畜なども自然の恵みであって、私達はそれをありがたく頂戴して生きているに過ぎない。だから、よりよく生きるとは、今あることに感謝して、その場に居合わせる人とその場にあるものを上手に分け合って楽しくやっていくことなのである。

しかし、市場経済に生きる私達は、互いに生きる糧を確保しあうことに固執するので、そうもいかない処があって、豊かな社会になればなるほど、約束事や決め事に縛られ融通の利かないストレス社会に暮らすことになってしまう。生活全般が法律や常識や様々な決め事で規制され、多くの役割を押し付けられて息もできないほど窮屈な生活を強いられているのが今日の私達の生活なのである。

ゆえに、最低でも週に一回は日常を離れて、自分の想いを取り戻すことが必要である。なぜなら、私達は誰もが無意識に普段は本来の自分の想いを押し殺して、それぞれの役割を担い演じているからである。

そんな訳で、今年は9日に及ぶ正月休暇を満喫しているが実に快適である。今朝も朝風呂につかりながら、もしかすると、私は、朝寝朝酒朝湯が大好きな小原庄助さんのように根からの怠け者ではないかと思った。

そんなことで湯船に浸かっていると、玄関先で妻がお隣の奥さんと新年の挨拶を交わしている。また後になると機会を失うので、失礼ではあったが、中庭越しに、お風呂場の窓を開け湯船からご挨拶をさせていただいた。気の知れたご近所は心強い。共に高齢世帯である。今年も元気にして楽しく助け合ってのんびりと暮らしていこうと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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