オリンピック

「,0何秒の世界に」命をかけて挑戦する女性スケーターたちの世界は、他者と競い合うと言うより、氷との対話であり自分との戦いである。

また、風を利用して、より遠くに飛ぶジャンプなども、劣悪の条件の中、ひたすら飛び続ける根性は天晴れである。さらに、モーグルのスピードや一連のスノボーの技の競い合いは、感動なくしては観られない。

しかし、その一方で、怪我や病気で、道半ばにして、思いが叶わず敗退してしまう人もいるわけで、メダルに輝くどころか、オリンピックに出場できること自体が奇跡である。

優れた身体能力と弛まぬ努力と家族やコーチなどの周りの人の支援なくしては得られぬ栄誉である。

そんなことから、メダリストの言葉には何かしら長年の想いが凝縮されていて、時を同じくして開かれている国会の代議士の質問や答弁とは桁違いな印象を受ける。

まぁ、「,0秒の世界」に命をかける夢も希望も勇気もないのが普通の大人だと思うが、そんな現実にしか生きられないとは言え、人間には本来そんな気持ちが備わっていることを忘れてはならないと思う。

頂点を極めるとは、限りなく尊く、美しく、喜びであり、悲しみであり苦しみであり、儚いものである。なのに、なぜ私達はそんな世界に惹かれ突き進んでいくのだろう。疑問に思う。

そんな中、常に移りゆく諸行無常の世界に、留めどなくその場限りに現実的に生きる女性たちを見ていると、理屈や己の信念にしか生きられない男の愚かさが際立ち、同じ拘りでも意味のないことに拘ってはつまらないように思う。

まあ、私のように、人生も晩節を迎える年齢になると、何が何だか分からなくなってくる訳で、不都合なことや腑に落ちないことがあっても、やり過ごすことが多くなり、自然とストレスを回避して気楽に生きているように思う。

その一方、元より真面に自分に向き合えば、一刻たりとも生きられぬ現実に、己の意志を貫き通していくアスリートたちは、如何なる想いに生きているのだろう。

まあ、明確な目標があるうちは良いが、目標が達成してからの日々もある訳で、そんな中にも、常に新たな目標を定めて生きていかねばならぬ現実に、どのような気持ちで立ち向かって行くのだろう。

しかし、その一方で、そんな凝縮された人生のドラマを政治利用し、保身と政権維持と利権獲得に暗躍する連中もいる訳で、夜中の12時にマイナス20度を超える極寒のコンディションの中で競技を実施する大会組織委員会の方針も、朝鮮民族の特有の民度や民族性に由来するものなのだろうか。疑問に思う、

さらに、形だけの民族統一を掲げた韓国文在寅大統領のオリンピック運営を後押しするIOCのバッハ会長のノーベル平和賞受賞を働き掛ける勢力もあることはご案内のとおりである。

まあ、一般的に何事も理由や理屈などはあまり関係ない。大切なのは、お互いに気持ちが通じ合えば、何でもよくなる訳で、何事も納得しない限り、必ず後になって、ものごとは蒸し返すものである。

つまり、感情の伴わない行動や活動などは意味がなく、ストレスが生じるだけである。いくら理屈や理論で、自由や民主主義、平等や公平、偏見や差別の排除や人権や人道主義を説いてみても、その一方で、身近な人と争ったり、ハラスメントや様々な感情の中に、駆け引きに遁走しているのが私達であり、人間の理性や知性には限界があるからである。

まあ、それは、犯罪や不祥事を起こして検挙される公務員が一般人と比べ2.6%と低くいにも拘らず、こと性犯罪率に関しては、一般の15倍とダントツに教師が群を抜いていることからも計り知れることで、人一倍人格が求められ、社会的正義や公正を自らが率先垂範していかねばならぬ人ほど、別の一面を隠し持っているような気がする。

まあ、教師は人生の師と尊敬され、また子供を預かる立場から「ある種の甘え」にどっぷり浸かってしまう人もいて、中には言行不一致な身勝手な薄っぺらな実生活を送っている人もいると思う。

もちろん、親身になって、子供たちの夢や希望を大切にして彼らの気持ちに寄り添い、世界に通用するアスリートを育て上げようと、必死に努力し頑張っている教師やコーチもいる訳だが、「所詮他人(ひと)の子」と言う言葉かあるように、現実は建前とはかなり掛け離れている。

その一方、仕事や地位や身分に関係なく、ちょっとした言動に、子供のような人生への憧れと夢と希望が伺える人もいることも事実である。

いずれにしても、類は友を呼ぶ。損得を求めれば、勘定高い人が寄り集まり、いい加減に生きれば、それなりの人しか巡り会えないわけで、自分に厳しく自己を探求していれば、それなりの人が集まってくるものと思う。

そんな訳で、外に目をやれば、日の光はすっかり春である。春は出会いと別れの季節、今あるは自分の想いの結果とは言え、日々日常の出会いには、何か見えぬ力が働いているように思えてならない。

そんな想いに、残るオリンピックの熱戦に、夢と希望と勇気をもらい、自分なりに日々日常を省みて、少しでも実りある日々を送っていこうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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