病理


東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(5)が親から虐待を受け死亡した事件を受け、政府は児童相談所(児相)の体制強化などを盛り込んだ緊急対策を取りまとめるようだが、恐ろしい事件である。これが氷山の一角でないことを祈りたい。

確かに幼児は怪獣みたいなところがあって手に負えないことがあるが、 だからと言って、死に至らしめるほどの虐待をする親は異常である。とても普通の人間ではない。しかし、普通ではないことが頻繁に起こるから恐ろしい。

だから、この事件の関係者は責任逃れをせずに一丸となってあらゆる方向から前向きに原因を究明して、広く社会に公表してほしいと思う。そして、私達も二度とこのようなことが起きないように、当事者意識を持って、社会のモチベーションを高めていく必要があると思う。

まあ、こんな事件が起こること事態が、既に日本の家庭や地域社会が壊れている証拠だが、それにしても、Web の掲載記事を読むと可哀相で涙なくしては読めない。5歳にして普通の幼児ではとても書けないような文章を綴っている。さぞかし必死で字を憶えたのだろう。子供だてらに、親の承認を受けようとする必死の想いが伝わってくる。実に憐れである。可哀相過ぎる。

まあ、これを契機に、私達もイジメやハラスメントも含め、この手の社会の病理をなくす取り組みを、皆で当事者意識を持って考えるべきだと思う。

ところで、 話しは全く変わるが、小池百合子都知事の学歴詐称疑惑が浮上している。上に立つ者は嘘をついてはいけない。もし仮に本当なら公職選挙法に抵触するから、都知事を辞任すべきだと思う。

また、近々に、小池都知事の華麗なる男性遍歴や現在進行中の不倫スキャンダルが週刊誌に掲載されるらしいが、何か同じ恋愛でも一途な恋愛とは違う不純なものを感じる。

さらに、豊洲の移転問題もシアンが吹き出し危険とか言いながら、大手ゼネコン寄りに傾く強かさは流石である。こんな知事なら、舛添さんや猪瀬さんの方がまだマシである。

そんな訳で、 新幹線の殺人鬼も、また幼くして5歳で命を絶たれた結愛ちゃんも、共に社会から疎外された人達が織り成す惨めな事件である。その一方、権力欲と愛欲に取り憑かれた一連の政治家のスキャンダルには、日本の終焉を見る思いがする。

米朝会談も終わり、 朝鮮半島も統一に向け、また日本のお金が拉致問題と交換に使われそうであるが、 日本の国民経済がこれだけ疲弊しているのに、 私達の血税が朝鮮半島に投下される理由もないように思う。

確かに、拉致は人権に関わる問題だが、現実に拉致被害者は現地でそれなりに日本の庶民以上の生活をしている訳で、投獄されている訳ではない。仮に、拉致被害者を盾にお金を要求してくるようなら、今の日本の立ち位置からすると、それは戦争するか、 拉致被害者に人柱になってもらうしかない。

そんな訳で、 現実は甘くない。世間は利権を巡り「きつねとたぬきの騙し合い」である。然れど、そんな騙し合いを横目で見て通る粋な政治家も一人や二人いてもいい。

とにかく、 暗いニュースはスルーして、今後に期待したいと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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