とにかく物が増えて困る。 度重なる断捨離からミニマムライフを心掛けているが、いつの間にかいろんなものを買い込んでしまい、部屋の掃除もままならない。
退職を契機に、クルマを手放しスキーなどのスポーツ用具や読まない本は捨てたし、カメラやパソコンなどのガジェットもかなり整理したが、いつの間にかまた買い込み、机の周りは配線だらけ、ディスクもごちゃごちゃで、改めて見るとイラつく。
特に、今年の夏は酷暑だったので、やけに蒸し暑く感じて、モノを探し回る生活に、何もないスッキリした部屋に住みたくなった。
それで、とにかく今必要なものをリストアップしてみたが、それを実行するには、またモノを買い込む手はずをしている自分に気がつき、何のために断捨離したいのか分からなくなった。要するに、捨てるのではなく収納しようとしているだけで、断捨離になっていないのである。
まあ、恋愛などは、女性は上書き保存、男性は別ファイルに保存すると言われ、元彼からもらった指輪やバッグは平気で換金する女性に対して、男性は別れた女(ひと)への想いをいつまでも引っぱると言うが、私的にはそんな浮名を流すほどの気力も技量もないし、今さらケチの上塗りをしてもしょうがないので、まだ動ける内に、身の回りのものを処分して、風水ではないが、身も心も身辺も、スッキリさっぱりして、新たな風を呼び込み、ミニマムなシンプルライフを楽しもうと思う。
そんな訳で、何をやっても中途半端で、半人前、割り切れない、断ち切れない自分ではあるが、この秋は観劇なども、プログラムやCDなどは買わずに、その場限りにて、日々日常をシンプルにまとめていこうと思う次第である。