ご案内のように、個人情報といえば、住所・氏名・年齢・職業やクレジット情報などが直ぐに頭に浮かぶが、まあ、普通は職業や職種を聞けば、どんな人か大体想像がつく。

まあ、職業や職種で人を判断してはいけないが、一日の大半を費やす仕事が人格形成に大きく関わっていることは確かで、もし仮に新たな自分を切り拓いていくとしたら、日頃の行動パターンや生活環境を大きく変える必要がある。

ナポレオン時代の美食家 ブリヤ・サヴァランが「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう。」と言っているように、普段口にしている食べ物によって、肉体だけでなく趣味嗜好から人格が決まると言うから、鶏の唐揚げばかり食べていると鶏のようになってしまう訳で、時間や生活環境が人格や人間性に深く関与すると言えないこともない。

そんなことから、美しくなりたければ美しいものを見る、美しい言葉を話すには美しい言葉を聞かねばならない。人生を楽しく生きるには楽しいものに接しなくてならない訳で、天性のタレントも大切だが、日々日常の生活様式や環境が大切である。

まあ、一日24時間を何に使うかは勝手だが、少なくとも心晴れやかに穏やかに過ごせる生活様式や環境に集うことが大切で、ストレスによるハラスメントやイジメが社会問題化する今日的な生活環境は、一億総人格破壊につながり兼ねない。

改めて、社会全体でグローバル化に伴う市場原理や競争主義を見直し、新たな価値基準や社会の富の平準化を模索し、生活環境の改善に努める必要があると思うが、それには差別化や付加価値や希少化による価値の創造から新たな価値の創造や転換に、政治家や富裕層が率先垂範してチャレンジし、誰にとっても最も尊い時間を私達の手元に取り戻していく必要があると思う。

お金や名声より、偽善や創られた美徳より、炉端に咲く花や心ある言葉の大切さに気づくべきで、そんな意識の醸成から、既存の創られた価値基準から離れ、貴賤のない平等な社会が形成されていくものと思う。

「武士は食わねど高楊枝」と言うが、お金や名声や女に溺れた政治家やリーダーはいらない。まさに正しく貧することを実行していくことが、政治家や行政に求められる気概と資質であり、そんな言葉が死語になってはならないと思う。

人は裸で生まれ裸で死んでいく。死により全てが無と化す現実にあって、言葉や想いや霊魂は不滅に思える。素粒子の波動に乗り、私達は何を語り何を発信し、何に共鳴していくのだろう。

そんな想いに、明日からまた一週間が始まる。妥協と惰性の産物とならぬよう、身近な絆に心豊かに過ごしていこうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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