世相

このところ、貴乃花親方(46)と景子さん(54)との離婚や、俳優の及川光博(49)と女優の檀れいさん47)との離婚が、立て続けに報じられ、久々に不倫が原因でない離婚を聞いた気がする。

まあ、人生100年の時代ともなれば、男女の関係も自然と変わってくるもので、女性がこれだけ社会に進出してくると、男女の出会いも増え、また経済的にも変な男よりよっぽど稼ぐから、男も女も世相に沿って生き方を工夫していかないと、いつ関係が壊れても不思議ではない。

まあ、不倫やDVはともかく、すれ違いや性差による生活意識や好みなどは年齢と共に変わるから、お互いに妥協し諦めるところがないと不平や不満が爆発して離婚に至るような気がする。

まあ、恋愛感情は長くて3年、そもそも爬虫類は番いを作らないし、哺乳類の97%は乱婚、一夫多妻、多夫多妻型とも言われ、人間もその部類に入るから、今日の婚姻制度は、私達の本来の営みに反し、国や宗教や社会体制による民衆の統治や社会秩序の維持を目的とするものかもしれない。

まあ、一昔前のように、人生50年で終わるならまだしも、これから先は、子育てが終わっても40~50年も生きることになる。また、男も女も中高年に差し掛かると、人間の本性に目覚め、既存の社会通念や枠組みに疑問を抱くようになるから、そんな疑問をそのままに社会通念や常識に囚われていると、ストレスから病気になると思う。

つまり、私達は人それぞれに個別に自由を愛する存在なのに、虚弱で一人では生きられないから、仕方なしに群れをなし、お互いに補完し合い助け合って暮らしている訳で、そんなことから、ある程度のところで見切りをつけ、徐々に自分の世界を持ち、運命共同体のような依存関係や意識は捨てていく方が、私はいいように思う。

敢えて離婚や別居をする必要はないが、精神的に依存にある関係は見切りをつけ、ビジネスパートナーのような関係にシフトしていく方が、人生100年を楽しく愉快に快適に過ごしていけるような気がするのである。

そんな視点から、貴乃花親方や檀れいの離婚を捉えると、乙武洋匡さんや山尾志桜里議員や宮崎謙介議員や今井絵里議員や斉藤由貴さんや岩崎恭子さんなどのゴシップも共に失敗や負け犬ではなく、茶髪やネールアートや婚前交渉やバツイチ再婚が今では当たり前になったように、時代に先駆けたものかもしれない。

なぜなら、特に最近は、男と女の関係が、普通の男女関係から、精神的なソウルメイトやスピリチュアルメイトや、不倫関係やパパ活やママ活、キャバクラ嬢からホスト交際、さらにLGBTからSOGIに至るまで、多種多様な関係が社会的に認知され、偏見や差別どころか、無秩序や混乱や混沌と言った言葉が当てはまる状況にあることは、ご案内の通りである。

まあ、それだけ性の概念が開放されてきた訳で、SOGI「性的指向 sexual orientation 性自認 gender identity」などと言う言葉は、単なる性的な概念でなく、私的には私達人間本来の個体の恒常性を維持する潜在意識を想起する言葉に思えてならない。

そんな訳で、人は一人では生きていけない。一人で暮らしていても、必ず何らかの社会インフラや社会制度にご厄介になっている訳で、簡単な挨拶や上辺のつきあいであっても、必ず誰かと結びついているものである。

まあ、私達人間は、群れをなし様々な形で、身の危険を回避し、不安を解消し安全に安心して暮らしている訳だが、生活が豊かになり便利になるにつれ、それとは裏腹に、安全や安心の砦である社会制度や社会システムや家族関係が、反対に個体の恒常性を壊すものになるから始末に悪い。

そんな訳で、11月も今日で終わりだが、まあ何て暖かいこと、背中のホッカイロがウザク感じる。まさかの異常気象や地震や津波が気になるところだが、米中貿易戦争やEUの混乱やシリア紛争や韓国の徴用工問題など、さらなる国際紛争に発展しなければいいと思う。

いずれにせよ、お天気はそれなりに、世相は世相として、私的には身近な絆を大切に、新たな出会いに愛と勇気と正義を信じて、頑張ろうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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