アウトプット

長寿社会とは言え、健康で元気でいられるのはせいぜい70〜80年、その後は具合が悪いところが出てきて、大なり小なり社会のお荷物になってしまう。

そんな人間の一生を眺めてみると、大儲けして幾ら財産を残しても、死んでしまえばすべてお終い、あの世から寿司やウナギを食べにくる訳にもいかない。

そんな儚い人生を如何に生き抜くかは、その人次第だが、聖書にもあるように、失敗も過ちも全てが益と為すように、与えられたタレントをフルに使って生きることが、神の意志に沿うものではないかと思う。
『結局、人生はアウトプットで決まる』とは、マイクロソフトのチーフアーキテクトを務めた世界的プログラマーの中島聡氏言葉だが、中島氏が言う「アウトプットでAIに負けない自分の『ブランド』づくり」とは、AIにはない人間だけが持つ「アウトプット(発信力)」の大切さやおもしろさを語ったものと思われるが、確かに学ぶことも大切だが、それより何かを発信したり創造したりすることに軸足を移して、新たな価値や信用を創造することにエネルギーを注いだ方がいいように思う

なぜなら、この世に生まれたからには、善悪真偽を問わず、何らかの価値の創造や信用の創造に係わざるを得ないからで、それならば、最初から積極的に、自分の言葉で想いを語り、学びながら仲間や伴侶を得て、みんなで新たな価値の創造や信用の創造に取り組んだ方が理に叶っているからである。つまり、学びのための学びでは意味を為さないのである。

そこで、そんな視点から世間を眺めてみると「なるほどなぁ」と思える節もあり、確かに、人生を活き活きと生きておられる人は、発信力があり、創造性も豊かで楽しいし飽きない人が多い。そんな人の周りには、自然と人が集まってくるし、そんな集いからは新たな価値や信用が生まれてきても不思議ではないからである。

一方、同じ発信力でも、お隣り韓国のような嘘偽りで塗り固めたデタラメ発言もある訳だが、そんな「実際の行動や真実が伴わない発言や発信」には、新たな価値や信用が生まれるはずもなく、反対に信用や信頼の失墜を招くことになることは、ご案内の通りである。

100年の恨みを軸足に、嘘偽りやごまかしで過去現在未来を書換えようとする発想力には本当に恐れ入るが、彼らの発言には、言い掛かりや難癖、ゆすりたかりの手合いと殆ど同じものがあり、ここまでくると朝鮮民族の文化である。

正に、言葉や発言は「諸刃の剣」であり、繰り返しになるが、新たな価値や信用の創造にもなれば、信用の失墜にもなる。古今東西の文化文明が激しくぶつかり合い、自由、平等、民主主義、法の支配を軸足に、国や人種や民族の枠を超え、差別や偏見からの離脱が模索される今日、私達は一体何を軸足に、物事を捉え考え語ればいいのだろうか? 難しい時代を迎えていることは確かである。

しかし、黙っていては何も変わらない。「沈黙は金」なる言葉は今は死語に近い。なぜなら、急速に進むグローバル化に伴い、世間の価値観が多様化し何でもありで、常識なるものが通じない世の中になってきたからで、その場の状況や感想を自らの言葉で端的に表現しない限り、お互いの情報を共有し差異を知り、互いにリスペクトする関係性もに至らないからである。つまり、如何なるシチュエーションにおいても自らの言葉で説明責任を果たすことが、新時代を自分らしく豊かに生き抜く秘訣なのである。

そんな想いに、多くを語れば、唇寒しの時もあり、人生とはつくづく「意味不明」である。時に言葉の力にも疑問を呈するが、しかし、言葉なくしては、正に「死人に口なし」生きる屍となってしまう。

そんなことから、これからも微かな望みを言葉に託し、不完全で愚かであっても、自分の言葉で自分の想いを語り続けていこうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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