草刈り

平成から令和になって2週間、連休中は出掛けるのを控え、久々に本を読み耽る毎日だったが、それはそれなりに楽しかった。

そんな中、長く懸案であった裏庭の草刈りに先週末から取り組んでいるが、悪戦苦闘の連続で想像以上の苦役である。

とにかく雑草もだが、日頃の不用品のゴミ捨て場のようになっていて、手つかずの荒れ放題だったから大変である。何年か前は植木屋さんに頼んで除草剤を散布してもらっていたが、モンサントの除草剤は健康被害があるとのことから、近頃は見合わせており、荒れ放題になってしまったような気がする。

それで、仕方なく昨年6月にAmazonで電動草刈り機を購入して、一度は草刈りに挑戦してみたものの、時期が6月の終わりだったせいか、蚊の猛攻撃に会い退散を余儀なくされた。

そこで、今年は昨年のリベンジで「鬼の居ぬ間の洗濯合戦」と景気良く乗り出してみたものの、枯れた雑草の中には、植木鉢やら金属の支柱が散乱しており、結局は電動草刈り機の出番もなく、別に長い柄の草刈鎌を購入して、草刈りに臨んだ次第である。

山椒の木と紅葉の木を残し、薔薇の木や他の植木は虫が入っていたので、残念ながら根本から切ってかなりスッキリしたが、まあ、慣れない仕事から無理をせず、作業は早朝の2時間程度に留めたとは言え、5月の日差しは結構きつく、体力もつかったような気がする。

早朝に起床し、朝露の中で、土を掘り返すと本当に土の中には、いろんな土壌生物がいるのには驚いた。ムカデやヤスデ、ミミズや何かのサナギや丸くなるダンゴ虫など、時折小さなトカゲも登場したり、蝶々やギャアギャア鳥までが何処からともなく飛来し、私の側2メールの至近距離まで近づいてきて、私の掘り返した土の中から、土壌生物を見つけ出し突いて食べている。それも2匹の番いらしく、顔を見ると意外と可愛い。

私としては、こんな経験は初めてなので、側に寄ってくるギャアギャア鳥がお友達のような気がして、改めて、私達が住まう世界と違う世界があるものだと痛感した次第である。まあ、見方を変えれば、普段正しいと思っていることも意外と「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」ではないが、カラスに笑われるようなことをしているのではないだろうか。

まあ、人生に確たる意味はない。どう活きても同じである。しかし、野球の野村監督が言うように「たかが野球、されど野球」で、意味がない分、どう生きてもいい訳で、私的には自分が気楽に過ごせる場所を見つけて住まうのが一番だと思う。

そんな訳で、久々に土に触れ、大変な思いをしたが、終わってしまえば楽しかった。これからは電動草刈り機でいつでも刈れるから安心である。後は植木鉢やプランターや支柱などの処分だが、ガレキの日に出すにしても、レンガやブロックや敷石の類いなども買う時はいいが、いざ処分となると手間もお金もかかるから、買う時はよくよく考えて買うべきだと思う。

それにしても、ホームセンターや100円ショップなどに行けば、ついつい買ってしまう。そんなことから、これからは「買ったら捨てる」をモットーにしていこうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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