アナログ時代のDVテープのデジタル化を頼まれたので、楽しみながら取組んでいるが、とにかくアナログは一度再生しないとデジタルに変換できないので、時間が掛かる。
でも、まだアナログのカメラや再生機がある内にデジタル化しておかないと、二度と想い出の映像が見れなくなってしまう。
まあ、デジタルものは何でも好きなので、別に苦にはならないが、つくづくビデオより写真の良さを痛感する。なぜなら、ビデオは撮るにも見るにも時間が掛かるし、編集をしないと冗長で間延びした感じがするからである。
丁寧に撮っても、それが却って逆効果で、焦点がボケたものになってしまい、動画はどうも音楽やカットやエフェクトなどの編集技術がものを言うらしい。
そんな私は、最近はカメラもスマホのカメラばかりで、滅多にミラーレスは持ち歩かない。スマホは軽くて楽だし、撮りたい時にスッと取り出せ、周囲の人にも気づかれずに撮れるところが強みだが、下手をすると怪しく思われるのが難点である。
まあ、一眼のような空気感は無理だが、その分、広角端でシャター優先、近づいて速写できるので、大満足である。私的には、カメラは自分の気持ちを表現する道具なので、その時の気持ちが萎れてしまうようなカメラでは用を為さない。要するに気持ちが大切なのである。
ところで、そんな視点で、世間を眺めてみると、ビデオ撮影ではないが、何から何までバカ丁寧なのも考えもので、丁寧すぎると面倒くさいし飽きられる。聞くところによると、アルフィーと言う音楽バンドは1973年に結成され、一度も解散ばなしもなく今日まで続いているらしいが、メンバーの話しによると「上辺のつき合い」が、このような永きに亘る音楽活動に至った理由のようである。
つまり、学びはそこら中に転がっている訳で、その時々で良かろうと思われるものを拾っていけば、結果的にそうならざるを得ないのではないかと思うし、結果として解散に至らないのは、まだ学び足らない何かがメンバー同士に残っているのだろう。
そんな訳で、今日も梅雨時で朝方は天気がはっきりしない。天気に拘れば憂鬱になるが、そこは成り行きである。梅雨明けの江ノ島でも夢見て、実りある一日にしていこうと思う次第である。