アナログテープをデジタル化しているが、とにかく手間と時間が掛かる。アナログ信号が中断すると、取り込みが一旦停止され一本のテープが幾つかのファイルに分割されてしまう。 それで、それを別のソフトで結合してレンダリングしていたが、どう考えても間尺に合わない。
それで、いろいろ考えた末に、パソコンのキャプチャー画面を直接キャプチャーソフトでキャプチャーすることにしたら、手間と時間が省け、我ながら首尾よくことが運び大満足である。
それにしても、一昔前の古い規格は、接続コード一つにしても今のものと違い繋げても互換性がなかったりして一喜一憂、悪戦苦闘の連続で、平身低頭、恐れ入谷の焼きハマグリである。
今日に至るSonyの映像技術の進歩には、驚きしかないが、今やスマホでチケットレスで電車やバスに乗れ、事前に予約すれば中距離列車も30%offで乗れる。買い物もまず現金は使わないから、お釣りで財布が膨らむこともない。そもそも最近は滅多に現金を持ち歩くこともない。正にIT技術は、高齢者の心身の衰えをサポートしてくれる現代の神機である。
しかし、そんなIT技術の核となるスマホやパソコンなどの端末機器は、今や中国や台湾や韓国のメーカーに先を越され、私の手元には、日本の製品は見当たらない。寂しい限りである。
流石にカメラやビデオは、まだMade in Japanだが、それも複眼とAI補正によるスマホのカメラに取って代わられる日も、そう遠くはないのではないだろうか。
そんな想いに、パソコンの画面に目をやれば、誰も彼もみんな若くて、時の流れを痛感する。つくづく、残された日々を大切に過ごそうと思う次第である。
古き良き時代に、感謝したいと思う。