報道に想う


新型コロナウイルスによる肺炎で、中国政府は5日、湖北省武漢市に2つ目の病院を新設し、ベッド数は2600床増え約1万床まで拡大したが、とても病床不足が改善されるまでには至っていない。YouTubeにアップされた市民の声を聞く限り、これがpandemicでなくて何んと言うのだろう。少しでも武漢の医療崩壊が解消されることを願いたい。

一方、日本では今のところ死者は出ていないが、7日現在45人(うち20人が検疫中のクルーズ船内で感染)が感染しており、6日現在、感染者が28,018人、死者563人の中国についで多い国となっている。

そんな中、マスクの使い回しは避けるようにとのことなので、近くのドラッグに買い置きを求めて伺ったが品切れで入荷は未定と言うことなので、スペアがなくなったら殺菌スプレーを使用して使うしかないのが心細い。

まあ、悪戯にパニクらないで正しく恐れるしかないが、ビクビクしながら街を歩いても楽しくない。また、感染拡大前に武漢で警鐘を鳴らしていた医師が亡くなったらしいが、そんなことからもとても侮れない。

ところで、今回の新型コロナウィルスは、これまでのエイズやエボラ出血熱、鳥インフルエンザやSARS等と同様に、生物兵器の疑いが持たれており、ウィルス学の権威であるアメリカのハーバード大学の教授チャールズ・リーバー教授が、1月28日に国外にウィルスを持ち出そうとしてボストン空港で逮捕されたことは記憶に新しい。リーバー教授は中国当局から多額の報酬をもらっていたようだが、ウィルスの研究の第一人者が生物兵器への転用に気づけなかったとは思えない。

また、Microsoft社の創業者ビル・ゲイツ氏は、これから世界は核兵器より生物兵器への脅威に晒されることを予見していたそうだが、そんな予見が見事に的中した訳である。

まあ、様々な病気や疾病に対しての調査研究は進めなくてはいけないが、核兵器に代わる生物兵器に応用するようなことをしては研究の意味も薄れる。

いずれにせよ、感染が拡大している訳で、下世話な話をすれば、このパンデミックで誰が1番得をするのか考えてしまう。さしずめ、治療薬やワクチン開発に成功した製薬会社などが頭に浮かぶが、これこそ莫大な利益を生むものと思う。

病気は治っても元だから、罹らぬことに越したことはないで、常日頃から自重して公衆衛生や健康管理に注意する必要があるが、いつ何時、自然界に存在しないウィルスや細菌がばら撒かれかも知れないとなると危機感を覚える。

まあ、77億にも達する世界人口の削減を目論むものなのか分からないが、削減のターゲットは黒人やアジア人やスパニックなどの有色人種になることは明らかで、今回の感染拡大がその前兆や前触れだとしたら、夢や希望もない。

そのほか、国や大手企業のサーバーが違法アクセスされており、実際に砲弾を打ち合うことはなくても、今はサイバー戦争の渦中にあることは、ご案内の通りである。

限られた資源をめぐる熾烈な利権争いの行方は知る由もないが、日々日常が年代に応じて何とか平穏無事に過ごせる世界になってほしいと思う。

しかし、こんな社会になると、つくづく人間の幸せとは、生き物の幸せとは何だろうと考えてしまう。もちろん、幸せは人それぞれであるが、必要最低限の基準はあるわけで、人間として尊厳を維持できる必要最低限の保障を国家がしなければ、国家の存在意義が問われる。

今回の武漢の騒動で、国は違うが私たち庶民はこのままでいいのだろうか。独裁・民主を問わず、共産・資本主義経済を問わず、既存の社会システムはまな制度疲労の末に機能不全に陥っており、その原因は、正に私達の倫理なき欲望の追求にある訳で、富の偏在、格差の拡大への不満が新たな火種になることは、火を見るより明らかである。

そんな視点に立てば、貧乏人の核兵器と言われる生物兵器ほど恐ろしいものはない。こんなものが地下組織で開発され売買されて撒かれれば、人類は破滅である。

科学技術の進歩、イノベーションは私たちの生活を豊かにするものとして欠くべからざるものであるが、その反面脅威にもなる訳で、いくら能力や技能に優れていても、お金やモノに幸せの原点をおくような人間を育て世に送り出してしまったら元も子もない。

そんな想いに、麻薬保持や不倫騒動が絶えない文化人や著名人の生き様から見えてくるのは、お金や物に幸せの原点をおく現代人の哀れな姿であり、上辺や体裁や建前に生きる現代社会の愚かさが透けて見える。

今や大金をかけて整形したり性転換したりして自らの身体を改造しなければ、自分を取り戻せない時代である。社会に非があるのか自分に非があるのか分からないが、とにかく多く人が今日の社会のあり方に違和感を持っていることは確かである。

松尾芭蕉の俳句に「物言えば唇寒し秋の風」と言う俳句があるが、今日的には諦めにも似たため息しか出ない。まあ、人生全て「言わぬが花」かもしれないが、見えぬ世界が本当なら、私達の人生とは一体なんなのだろうか?

ふとした瞬間に、そんな想いを共にすることが出来たら幸せである。そんな想いに、今日も新たな気持ちで頑張ろうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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