子供が安心して学校に通えないような国はすでに崩壊している。3月いっぱい学校が休校となると、父母が医療従事者の場合、仕事を休まなくてはならなくなるから、医療崩壊が起こり得る。
また、世間には悪い人間もいるから、子供が犯罪に巻き込まれるリスクも高まる。政府が責任を負ふとは言うが、具体的な対策が提示されている訳でもなく、今の行政は無能無策である。国の要請を受けて、全国の教育委員会がどのような判断を下すのか見ものである。
まあ、みんな当事者意識に欠け全国一律を傘に責任回避をするのがオチだが、小学生や幼稚園児を抱える親は、現実問題であるから大変である。
私も一旦は育爺を返上したものの要請があれば、お手伝いするつもりだが、その時はこのところバスや電車は控えているので、クルマで迎えに来てもらおうと思う。
しかし、これは正に形を変えた戦争である。学校が安全な所でないとなると、家庭や地域が安全な所になる訳だが、その家庭や地域も下手をすると虐待や犯罪の場だったりする訳で、今回のコロナウィルスは、高齢者や子供にとって「災難以外の何もの」でもないことが図らずも浮き彫りにされた感じである。
つまり、子供は次世代を担う貴重な宝物として社会全体で見守り育成していかねばならぬのに、最近は子供を虐待する親もあり、地域も学校も、文科省も政府も政治家も、その無責任ぶりには呆れるが、今回の政府の要請はウィルスの感染拡大の責任を保護者に押しつけるもので、言わせてもらえば、要請ではなく、謝罪とお願いである。
そんな訳で、怒りは収まらないが、とにかく感染症対策を万全にして、ことに望みたいと思う次第である。
なお、千葉市の熊谷俊人市長は27日夜、自身の公式Twitterで「衝撃の報道。全国一斉春休みまで休校…いくらなんでも…」「社会が崩壊しかねません」とtweetし、小学校低学年を中心に預かるようであるが、それなりにリスクを伴うが評価できる決断だと思う。
まあ、この手の決断は中国に忖度しないで春節前にすべきではなかったかと思うが、今からでも遅くない。併せて、中国からの入国を一時ストップすべきだと思う。
オリンピックもインバウンドも、短期的な目線ではないで、成り行きに任せれば、それなりに評価も実績も上がってくるのではないかと思う次第である。