コロナ疲れ

個人の自由は保障されねばならないが、医療崩壊を起こしかねないパチンコ業界への休業要請に対し「独り身だから感染しても他人に迷惑かけない」とか「家にいてもすることがない。感染を恐れてもしょうがない」とか、あるいは国際政治学者の三浦瑠璃氏のように行き過ぎた休業要請を批判する発言もあるが、やはり、必死になって感染拡大を食い止めている医療従事者の気持ちを考えると、なかなかそんな身勝手な発想には至らないのが一般の大人の感覚だと思う。

もちろん、一部の有識者が言うように、計数的には今回の新型コロナウイルスは、感染者数や死者数において、例年のインフルエンザより圧倒的に少ない訳だが、感染率が高く急激に劇症化し医療崩壊のリスクが高いことや世界的なパンデミックからすると、有効な治療薬やワクチンの開発に一定の目途が立つまで、経済活動を制限し感染を低く抑えつつ終息の時期を待つと言った対策を取るのがいいように思う。

しかし、ここに来て確かにコロナ疲れもある訳で、改めて不要不急な生活に心の充足を得てきたことに気づいた訳で、外部との接触を7割極力8割減らす生活が長引けば耐えられそうもない。

時に、家に閉じ籠り夫婦や家族だけの閉鎖的な生活は一見親密さが増し健全な生活が維持できそうだが、DVや虐待や言い争いや離婚が増えるようで、如何に外部との接触が家族の良好な関係性を維持するのに必要なことであることが分かる。まあ、このままだと健全な生活を陰で支える大衆芸能や音楽などの精神文化も廃れてしまうから、何とか早期に終息するよう皆が一致団結して感染撲滅に協力していくべきではないかと思う。

とにかく、「私くらいはいいや…    ちょっとくらいなら… 」と言った甘い発想は捨て、政府や自治体の自粛要請に従い、新薬の開発や医療体制の崩壊を回避していくべきだと思う。

それにしても、この連休が勝負である。出歩きたい衝動に駆られるが、ここは意識を転換して、今までしなかったことに挑戦して、自分なりに生活を立て直していこうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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