延長

政府は5月6日に期限を迎える新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を全国を対象にし1カ月程度延ばす方向で、1日に開く専門家会議の意見や感染状況を見極めたうえで最終判断すると言う。

まあ、1ヵ月後に感染が収まり宣言が解除されても、7割極力8割まで自粛した生活が直ぐには元に戻らないと思うが、長引くより短期決戦でいかなととんでもないことになる。なぜなら、今回の自粛要請においても、人やお金の流れが途絶えたことで、春に行われるイベントや春祭りの中止から、出店や屋台や露天商や猿回しなど、世俗の庶民文化が皆んな何処かにすっ飛んでしまい、ちょっとした食べ歩きや旅行なども差し控えたことによる地域経済の衰退は目を見張る影響があり、これから徐々に復活するにしても、かなり時間がかかると思う。

そんな状況下に、世界に目を転じると、日本はまだ自粛で済んでいるからいいが、世界の国々は個人主義が徹底しているので法律による外出禁止令が出ており、この状況は鉄砲玉やミサイルが着弾しないだけで戦争状態にあるわけで、正に現在は世界中が戦時下にあると言っても過言ではない。

さらに、厄介なことは、ウィルスは変異を繰り返し、これからももっと強烈なやつが次から次へとやってくることで、その都度家の中に封じ込められていては、市民生活が立ち行かなくなるどころか、度重なる財政支援を行っても生産活動が再生される訳ではないので、経済金融システムが疲弊するだけで、そのうちハイパーインフレを起こして崩壊してしまう。

早急に、有効な治療薬やワクチンの開発が望まれるわけだが、しかし、この種の医薬品は人間の遺伝子に深く関わるので、副作用が気になるところで、人口削減につながるような医薬品が出てこないことを祈るしかない。

そんなことから、安全な地産地消や自給自足の地域経済の再生復活が望まれるところだが、食料自給率が4割を下回る状況下において、産地指定の集積型の農業から地産地消の農業への転換は採算性の問題から難しいように思うが、せめて、有事に生き延びられるくらいの自給率は確保したい。

と同時に、外国からの入国や防疫体制の厳格化しなければならないから、これまでのようなインバウンド景気は望めないわけで、貧しくも地道に内需を拡大し小じんまりした経済を立て直していけば、平穏無事に今一度身近な神社の縁日で庶民文化を楽しめる生活に戻れるのではないかと思う。

やはり日本人は日本人である。国際社会を相手に阿吽の協調性に生きることにも問題があるが、日本人には外国人にない「人情」と言うものがあって、法律や個人主義に割り切って生きられない民族であるからして、部屋の造りもブラインドやカーテンもいいが、障子や襖も衝立にも捨てがたい魅力があり、障子から差し込む朝の日差しには温もりと優しさを感じるのは私だけではないと思う。

そんな訳で、未だにアベノマスクは届かないが、配布されたマスクの中には汚れたものもあり回収されているようだが、この機に及んで利権絡みの発注をするような利権政治が続いているとしたら、この国の統治機構は国民不在と言うことになる。

まあ、誰もが国やNHKやマスコミに疑いの目を抱いている今日、誰もが疑心暗鬼になって「いま、おれ、かね」になっても仕方のないご時世ではあるが、今回のコロナ旋風がさらなる倫理や道徳の低下や品性の喪失を招かねばいいと思うが、休業要請に応えぬ娯楽に群がる人もいる訳で、今回の一律10万の定額支給金だけは原資は国民の税金なので、そんな風に使わないでほしいいと思う。

そんな想いに、何といっても頼りになるのはお国や公的機関や制度でなく、家族や気心知れた仲間である。ことあらば何かとお役に立てるよう自己管理に努めていきたいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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