サイバー戦争

しまい忘れたCanonのコンデジが未だに健在です。

新型コロナウイルス蔓延による外出自粛要請から、にわかにテレワークが脚光を浴びている。サイバーセキュリティ対策を行っていない企業はないとは言え、社外から仕事をする訳だから、そこにはかなりの隙間が生じる訳で、世界中で暗躍する政府系のハッカー集団やサイバー犯罪者の格好の標的に成り得ることは容易に想像がつく。

事実サイバー空間では以前の何と6倍に及ぶ攻撃が仕掛けられていると言うが、ランサムウェアを使って不当な解除料を請求する粗てのハッカー集団の暗躍から、コロナウイルスの研究施設や国家機関などへのサイバー攻撃は後を絶たないらしく、儲かることなら何でもするのが世界の常識らしい。

そんな世界の常識とは桁外れに日本人はお人好しで、その脇の甘さには定評があるが、嘘偽りが本筋の国際社会とのお付き合いは、ほどほどにしないととんでもないことになる。そうでなくと最近は高齢者を狙った「振り込め詐欺」などは年々巧妙になっており、先日もアマゾンや楽天で購入する感覚で、Youtubeの広告サイトからよく確かめずに品物を注文してしまったが、よくよくサイトを覗くと香港の会社だが、メアドだけで住所や電話が記されていない。品物は佐川急便か日本郵便の代引きとのことなので、宅配業者には差止めの連絡をしたが、暫くして先方と連絡がつきメールでキャンセルできたので安心したが、ネット通販もうっかりクレジットなどしてしまうととんでもないことになる。その後、アマゾンで同じ品が高値で売られており、何だか損したような得したような後味の悪い買い物だった。

いずれにせよ、コロナ騒ぎで特別定額給付金や持続化給付金の申請や給付手続きなど、一挙にネット利用が身近なものになってきたが、不手際が多くIT技術を駆使した事務や業務の簡素化や省力化を進め、小さな政府を実現していく当初の構想はどうなったのだろうか。まあ、身近な自治体の業務をみる限り非正規職員に置き換わっただけで、さしたる改善が為されているようには思えない。

一方、女子プロレスラー木村花さんの突然死などは、正にサイバー空間における中傷虐めハラスメントであり、ナイーヴな人の心を貶める卑劣な行為であり犯罪である。さらに、教育の分野でも、感染を恐れて塾に通えないことから、小中生を対象にオンライン学習などのキャンぺーが大々的に行われているが、何か本来の教育とかけ離れた感じがしてしかたがない。

特に、小中生などは集団生活で社会性が身につくわけで、それが今は「非接触型の教育」を手探りで進めているというから、「日本の美しい心や文化」が根こそぎ失われていくようで恐ろしい。時代が求めても、教育には本来の使命や目的がある訳だから、現場の先生方には日本の将来を見据えてこの難局に対処してほしい。

そんな訳で、当面は3密を避け、マスクと消毒とソーシャルディスタンスは仕方ないとしても、私的にはいつまでもそんな意識に留まってはいられない。放っておけば直ぐにでも崩れてなくなってしまう際どい絆や関係性に、人生一度の晴れ舞台や千載一隅のチャンスを逃せば、生涯会いまみえることもなく終わってしまうのが人生である。

山菜ではないが旬を失ったら何事もお終いである。山ウドやこごみやわらびなど、この季節の山菜を口にすると、日本人に生まれて本当に良かったと思うし、新たな日常にそんな絆は失いたくない。

すべてに感謝したいと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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