生活

2020年1月から3月期の世界全体の債務残高が、過去最大の257兆9,500億ドル(2京7,700兆円)に達していることが、16日の共同通信から報じられているが、新型コロナウィルス感染症への対応から、各国は大幅な金融緩和や財政出動を実施しており、今年3月以降の負債の加算額は著しく、20年4月から6月期も何と12兆5000億ドルの上乗せを見込んでいる。

金額が大きすぎて想像すらできないが、日本の負債総額は民間も合わせて28兆2000億ドルGDP比で562%超えの状況下にあり、前年同期比で24.8ポイント増となり主要国の中でも突出している。

コロナパンデミックから、世界の国々が門戸を閉ざし経済活動がストップする中、当面の生活を維持し経済インフラを保全し崩壊させないためにも、それなりの運転資金が必要なわけだが、こんな生活が長引くと経済活動がシュリンクし世界的にもGDPが縮小してしまい、私たちの生活レベルもかなり低レベルなものになると思う。

私的には、これまでの成長路線を駆け抜けるより、それでいいと思うが、大量生産大量消費により一度膨れ上がった生活レベルはそう簡単には落とせないのが現実である。

そんな中、今月22日から旅行需要喚起策「GO TO トラベル」事業が、東京都民を除外してスタートするが、海外からのインバウンド需要に見切りをつけ、大都市からの特需を見込んでいた地方の観光地は、都内からの観光客があまり見込めないとなると、かなり厳しい状況に追いやられると思う。

これからのシーズンは、軽井沢や日光や箱根、北海道や沖縄、帰省を兼ねた小旅行が直ぐに頭に浮かぶが、コロナ感染とはいたしかえしで、万策尽きた感がある。

巨額の資金を投入したオリンピック施設も使わずじまい、都内の劇場やイベント施設やレストランなどでも、ネットやマスコミを駆使したマーケティングで経営が成り立っていたわけで、客席を半分にしての営業では、とても採算が合わない。となれば、不動産の賃料や価格にも響いてくるわけで、これはどう考えてもうまくない。

さらに、これまでグルメやツアーやショッピングなどの内需を力強く支えてきた高齢者の需要も、家の中に引き籠り状態にあっては、当てにもできず、社会的な機会の喪失や運動不足から、痴呆症やフレイルになることも懸念される。

まぁ、とにかく意識して、外に目を向けないと身も心も縮んでしまい、肉体的にも精神的にも劣化が進んでも仕方ない状況にあることは確かである。

まあ、地域によっては県外ナンバーを排除する動きもあり、日本独特の閉鎖社会が露呈している向きもある。そんなことから、私的には無理して観光需要を掘り起こすより、新たなライフスタイルにマッチした地域産業の掘り起こしを、官民が一体となって取り組んだ方がいいように思う。

「命あっての物種」 とにかく、当面は落ち着くまで、危ないものには近づかないことである。改めて、今あることに感謝したい。

そんな訳で、週末は昔の8ミリ映写機のゴムベルトの交換をやってみようと思うが、ゴムベルトはすでに市販されていないので、ポリウレタンゴムベルトを加工して作ることになる。うまくいくかわからないが、何事もチャレンジ、アメリカンポップスでも聞きながら挑戦してみようと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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