「人の噂も75日…」と言うが、75日は1つの季節とされ、季節が過ぎる頃にはいつしか人の噂も消えてなくなるものだが、あれほど都知事選で話題になった小池都知事の学歴詐称問題も今となっては話題に上ることもなく、反対勢力の単なる難癖だったのだろうか?

甲府城址にて

まあ、わたし的には政治家の学歴などどうでもいいが、仮に嘘だとしたら、嘘をまかり通す資質に問題がある訳だが、嘘や偽善で成り立つ今日的な社会からすると、そんな嘘やハッタリも政治家の資質として、必要不可欠なのかも知れない。

しかし、そんな見栄やハッタリや、嘘や虚構に生きても、それは真実の自分とは違うから、いつも良心(最も持ち合わせていなければ問題ないが) の呵責に苛まれ、恐れや不安に怯え、非常に薄っぺらな幸福感のない人生を送ってしまう気がする。

そんな世間の有り様を眺めるに、今回の安倍総理の退陣による総裁選なども、新聞やテレビなどの巧みな情報操作によって、概ね方向性が決まってきており、先日も図書館で各種新聞に目を通してみたが、やはり民意や社会の流れは、新聞やテレビなどの報道操作によるような気がする。

まあ、基本的に私たちは身近な出来事は事実や真実を知ることができるが、遠方や世界の出来事などは詳細を知る由もないわけで、それこそマスコミの報道を信用するしかなく、おのずから作られた方向に誘導されてしまうのではないかと思う。

そんな視点から、今回のコロナ騒動を考えると、天然痘やコレラやチフスのような法定伝染病にコロナウイルスが位置づけされるものなのか些か疑問が残るが、マスコミばかりでなく政府や自治体も高齢者や既往症を抱えていると重症化すると言うから、それを信じるしかない。

まあ、誰もが外出を自粛し3密を回避した結果、日本のGDPの約26%が吹っ飛んだと言うから、今後はそれなりに倹約した生活が余儀なくされると思う。

個人レベルにも増して、主催者や施設側でも密閉、密集、密接を避ける事業運営を行っており、その努力には涙ぐましいものがあるが、先日もコンビニで荷物を送るのに順番待ちしていたら、とんでもない横で待っていたお客さんを先に店員が呼び込み、剣もほろろの言葉で、床のマーカーに沿って並ぶように注意喚起された。

よく見ると、床のマーカーがレジに向かってまっすぐでなく、とんでもない方向に曲がって配置されている。一瞬店員の素っ気ない感情的な言葉にイラッとしたが、呼ばれたお客さんが「先に並んでいたので、先にしてあげてください」と言ったのには救われた。まあ、普段利用しないコンビニだからどうでもいいが、二度と利用する気にはなれない。

それにしても、換気が利かぬ場所に密閉・密集・密接するのは御免被りたいが、それなりの場所に集まり語り合い、気の合う仲間や家族らとお茶や食事をこれからも大ぴらに楽しめないとしたら、本当につまらない寂しい生活になってしまう。

まあ、飲食は癒着や汚職や不倫(?)につながることもあるから、それなりに弁える必要はあると思うが、同じものを食すると気持ちが通い合うことは確かで、コロナ自粛で食することが最大の楽しみになってしまった私としては、今日の状況は誠に痛し痒しと言える。

まぁ、人生も若い頃とは異なり晩節を迎えれば、老若男女を問わず、心の帯も紐退いて思うがままに語り合いたいではないか。そんな機会やチャンスがコロナで奪われるとは、本当に思いもよらなかった。

そんな訳で、コロナ鬱を解消するため、3密を避けた朝散歩もだいぶ板についてきて、今朝は雨模様だったので躊躇したが、それでも出かけてみると昨夜の雨で汚れが吹っ飛んだのか、高原の朝とまではいかないが、空気がいつになく澄んでいて心地よかった。

台風はともかく、これから一雨ごとに寒くなる。秋の長雨、そんな風情を胸に、すべてに感謝したいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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