病理

Japanese Tea House 旅館のような2畳個室でテレワークに集中。瞑想。家でオンオフ切替。在宅が増えた時代こそ「家の中に未体験の非日常」を、組立1時間。マンションOK。工事不要

何と税込950,000円だそうだが、居住環境が精神に与える影響は唯ならぬものがある。

所詮人間は何処まで行っても独り、プライバシーが大切で、特に睡眠は大切だから、仕事や趣味の関係で休む時間が異なれば、寝室を別にしている夫婦も多いのではないだろうか。

まあ、今日のように様々なライフスタイルが容認される時代になれば、個性やプライバシーが保たれることが生活の基本になる。何も考えずに結婚し家庭を持っていた私たち団塊の世代とは大違いで、今となっては私達団塊の世代は絶滅危惧種、時代の異端児である。そんな時代錯誤の高齢者をよそに、今の若い人たちはそれぞれの価値観や人生設計で生きており、未婚や晩婚、歳の差婚やバツバツ婚や同性婚に至るまで、それぞれの事情で生活しており、人口減少、少子高齢、核家族、老々介護、孤独死などの社会問題があるとしても、それぞれに自分の思いに生きられる社会の方が健全であり、お仕着せの人生に生きる方が馬鹿げている。

まあ、所詮人生に意味はなく、どう生きてもいいわけで、高が知れている。巨万の富を得ても、地位名声を得ても、それを持ってしか、己の存在意義や価値を証しできないとしたら、寂しいものである。

そんな見えぬ人間の本心に気づくことは難しく、お金を稼ぐことが家族の幸せになると信じて金儲けに奔走した男性が、臨終間際に自分の人生を振り返り、家庭を顧みずに金儲けに奔走した人生に悔いを残した話しには、人間の本質を垣間見る気がする。

まあ、人生は持ちつ持たれつ、つかず離れず、緩すぎても強すぎてもいけない。酒ではないがホロ良い加減が良く、親密になりすぎても疎遠になりすぎてもよくない。適当に身勝手で、「あらっよ…」てな感じがいいように思う。

拘ったり偏ったりしないで、毎日の食事なども1日30品目は無理でも、なるべくいろんなものを食べ、なるべく同じものを食さない方が良いのかもしれない。時には毒も薬であり、正に塩梅、日に新らた、瞬間瞬時に生きることの難しさを実感する。

まあ、冒頭の宅内個室には笑ってしまうが、これも一定の需要があることからも、コロナ禍における新しいライフスタイルが定着しつつあることに間違いない。

いずれにせよ、宅内個室に巣ごもりするほど不健康な事はない。一刻も早く、コロナ自粛が解除され、生活の制限がなくなり、こころおきなく家族や仲間と出歩ける日がくることを期待したいと思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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