私達の生活は、ネットを通して様々な人や文化に接しており、現実なのか仮想なのか、よく分からなくなっている。
なぜなら、ネットを介する交流の方がより現実味を帯びていたりするわけで、趣味嗜好や考えを同じくする会員サイトでのつながりは、意識的に現実を超えている。
時に、同じ趣味嗜好の人を周りに探すとなるとかなり難しい。しかし、ネットならお茶の子さいさい、意図も簡単に探し出せる。それで、ますます深みに嵌まっていく訳だが、現実と仮想空間との境がなくなりつつあることは確かである。
それで今のところ支障がないからいいが、結局はそんな繋がりは「気晴らし、暇潰し」の類いで、いざとなるとやはり現実的なサポートにはならない。
時に、妻が実家で留守居だと誰とも対面で話をしないことがある。たまたま、今回は毎月のガス検針のおばさんや置き薬の社員がやって来たので、初対面ではないから、話しもいろいろできたが、コロナ自粛も困ったものである。
情けない話しだが、高齢者は普段から話したり歌ったりしないと喉が塞がってしまうらしく、食べ物を誤って嚥下して、細菌が肺に入り肺炎で亡くなる人もいるようで、肺炎球菌どころの話しではない。
そんなことから、普段から歌を歌ったり、話をしたりして喉や肺の機能が衰えないように心掛けることが肝要だが、今回家に届いた「おうちCo-opのチラシに、嚥下機能トレーニングマシーンなるものが掲載されていたが、私的にはそんなものに頼るよりカラオケした方が、よっぽどマシに思えるが、歌うのが嫌いな人もいるから、そうも言えない。
そんなことで、コロナ自粛は老い先短い高齢者にとってリスキーなことばかり、それなりに対処する必要がある。
一刻も早く悪霊退散に期待したい。