参院選によせて

改憲と日本経済再生に向けた参院選も、予想通り自民圧勝に終わった。ネット選挙解禁で、若者の関心も高まるかと思ったが、それほどでもないようで、60代以上の有権者が7割を超える投票率に対して概ね2割程度らしい。投票率も52.61%で、前回より5ポイント下がり戦後3番目の低さであった。

若者は絶対数が少ない上、政治に無関心の人が多い訳だから、まさに、団塊の世代を中心とするシルバー民主主義が当分は続くことになる。まあ、選挙は期待値の結果であるから、アベノミクスが別にいい訳ではないが、自民党に投票する人が多かったのであろう。

昨年の暮れは、大阪維新の会が隆盛を極めていたことから、政治は正に、「一寸先が闇」である。気運とはこんなもので、皆の気持ちが変われば世界も変わるのである。その意味から、政治家の使命はこの上もなく重要なものと言わざるを得ない。そして、その資質も能力も大切だが、それ以上に、自分を弁え責任感のある言動が求められるものと思う。

この意味からして、今回の参院選東京選挙区で、民主党の推薦漏れ候補の応援演説を、自分の立場を弁えずして行った管元首相の行動は理解しがたい。復活当選した当のご本人が、党の方針に反する行動を平気でしたのである。こんな信頼を欠く行動は政党選挙を愚弄するものであり、政治家の品位を著しく傷つけるものとしか言いようがない。

いずれにしても、アベノミクスでデフレ不況を乗り切り、震災復興や改憲やTPP交渉を推し進めていく訳だから、国会議員諸氏は、こんな出鱈目な政治家の真似をしないで、政治への信頼が回復するように、広く民意を求め共に賢くなるプロセスを通して、それなりの結果を残してもらいたいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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