今日は育爺として記念すべき日だったが、どうしたのか朝から熱があって鼻水を垂らしている。保育園に連れて行かれないので、近所の耳鼻科に連れて行った。
幸いにも、今日は娘がいるので助かったが、これからはそうはいかない。道すがら、かかりつけの小児科やよく行くコンビニや八百屋さんや魚屋さんを教えてもらったが、甲府の妻のお気に入りの「大学イモの専門店」もあって、こんな所までグルメ進出しているとは、さすがに天晴である。
とにかく、大田区は勝手が分からず、街の雰囲気も、妻の実家の中野とはずいぶん違う。しかし、どちらの街も、街角に人がおり、ワンチャンを連れて散歩する人も若い人が目立つ。
まあ、住宅やお店やマンションが立ち並び、新幹線や京浜東北線、それに環七や第二京浜などが近くを走り、地下鉄も大江戸線で渋谷や目黒にすぐ行ける。どちらかと言うと山手の雰囲気とは違い、横浜に通じる街並みで、甲府に比べると躍動感があり「生きた街の雰囲気」がする。
マンションの住民も、娘夫婦のような若いカップルが多く、はつらつとした挨拶には元気がもらえる。それに、マンションの守衛も若くて元気がよく頼もしい。
お年寄りは、近所の公園の桜の散り花をかき集めていたお婆さんくらいで、桜の木の由来を聞いたことがご縁で、すぐに知り合いになった。まあ、桜の樹齢がおばあさんの年齢といった感じで、どこに行ってもお年寄りは話し好きであることだけは変わらない。
ところで、昨日は、上の孫娘と近所の立正大学の付属高校の近くの公園に遊んだが、グラウンドで野球をする高校生の掛け声や、ミットやバットの快音には、桜の花以上に春を感じた。甲府とは違った春のあり方に、つくづく世間は広いと思った。私的には、変化と多様性の中に身をおけばおくほど、父や母の想いを痛感するのはなぜだろう、不思議だ。
そんな訳で、今日は午後からちょっと早めに上の孫娘を保育園に迎えに行こうと思う。まあ、これから次第に時間に余裕ができたら、兄弟や親戚や思い出の場所に立ち寄ったり、甲府でお付き合いした方々にも連絡して、お会いしてみたいと思う次第である。
