年金

来年4月から年金繰り下げ支給年齢が70歳から75歳に延長され、仮に受給開始年齢を65歳から75歳に繰り下げた場合、損益分岐点は81歳、81歳より長生きすれば得することになる。しかし、私の元職場の諸先輩方は長生きしてもせいぜい84、5歳が限度、80歳に至らぬ年齢で亡くなる人もいて、元気な内に年金をいただいて、楽しくやった方がいいように思う。

そんな私は段階世代のモデルケース65歳でリタイアし、趣味に明け暮れ人生を振り返る毎日を送っているが、貨幣経済や物質至上主義の弊害から解き放たれ、貧しくもこれまでにない充足した日々を送っている。

時に、繰り下げ受給年齢を70歳から75歳まで繰り下げた場合、仮に65歳で100万円とすると、10年後の75歳の支給額が180万円程度になると言うから、100歳まで生きられる自信がある人は断然繰り下げ申請を行うべきだが、身体も70年も酷使すれば、だいぶヘタってくる訳で、結局は寝たきりで医療産業は支える役割りを担うことになる気もする。

まあ、少子高齢化、生涯現役を踏まえての年金改正だろうが、生涯現役で働くにはそれなりの覚悟と良好で健全な職場環境が必要不可欠な訳で、パワハラやモラハラ、セクハラ(?)やいじめは論外、周りに気を遣い言いたいことも言えない生活では、楽しいはずの老後が台無し、生きる意味も失われる。

そんな中、終の住処は住み慣れた自宅でと思いつつも、多くの老々介護の現実を踏まえると、元気で自由に動き回れる内に、したいことをして暮らした方がいいように思う。

しかし、高齢化が進み周りは後期高齢世帯ばかり、独居老人世帯も少なからずあり、しかも持病や障害に苦しんでいる世帯が多い。そんな現実を身近に控えると、とても他人事とは思えない。ひたすら今あることへの感謝の気持ちが湧き起こる。

いずれにせよ、日本の年金制度は問題はあっても素晴らしいと思う。つくづく先人の知恵と努力に感謝したい。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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