見た目社会

私的には「質実剛健」、見た目より内実だと思うが、見方を変えると微妙である。

脳機能学者の中野信子先生は、きれいな女性は知性が高いと言うが、確かに不潔で汚い格好をしている女性に知性の高い人はいないように思う。

まあ、見た目にまで意識が行き届くということは、それだけいろんなことに気づき、それなりに自分を高められると言うことだから、正に才色兼備と言うことになる。

これを、別の視点から考察すると、今現在を大切に自分を最大限に演出して生きられると言うことに他ならないから、子供や旦那のために必死になって家計をやり繰りしていたら、旦那が外で浮気をしていたなんて話は五万とある一方、旦那も旦那で浮気するくらいなら、それだけの稼ぎがあっての話しで、共に自己分析能力や自己実現能力の欠如と言うことになる。

そんな訳で、話しを元に戻すと、オシャレに限らず、今現在にフォーカスして生きることは大切である。いつまでも将来や明日の自分を夢見て、今を疎かにしていると、いつの間にか歳を取り、女性ならウエディングドレスを着る機会や当世風のオシャレもすることもなく老婆になってしまうし、また、男性も強く逞しく時に、それなりにオシャレして異性との付き合いを楽しまないと、直ぐにポッコリ腹のハゲ親父になってしまい「一生男寡婦に蛆がわく」ことになってしまう。

そんなことから、男女共に今現在にフォーカスして、時代にあったオシャレをして見た目を良くした方が、それなりの知性ある異性とお付き合いでき、楽しい家庭を持てるような気がする。

いずれにせよ、昔は軽薄と思われたオシャレも今は知性やセンスの現れ、指標となっている。まあ、時代が変われば、ヒッピー時代にドラッグは人間性や自由の象徴と考えられていたが、今日現在は自己分析能力のない愚かな人間の象徴になっている。

そんな訳で、時代が変われば価値観や世界観は変わる。だから、見た目や内実に拘らず、自己分析能力さえ高めていれば、それなりに本当の自分にたどり着ける訳で、それが悔いなき人生を送る秘訣ではないかと思う。

まあ、与えられたタレントを最大限に活用して今現在を面白おかしくやっていれば、結果はそれなりについてくる訳で、幾ら見た目社会でも、無理してオシャレすることはないように思う。

世の中「類は友を呼ぶ」、薄汚い人にはそれなりの人が付くと思うので、やはりいつも身なり服装には気をつけ、小ぎれいに小ざっぱりしていれば、それなりに知性の高い清潔感ある人との交わりから、自ずと低く低迷することなく、高みに引き上げられていくのではないかと思う。

そんなことで「まあ、汚い人」なんて言われないように、普段から気をつけ、私なりに余生を送ろうと思うが、同じ年頃の人達を眺めると、身なり服装や言葉遣いや所作に、その人なりの人品が伺えることは確かで、「人の振り見て我が振り直せ」を金言に、今現在を最大限に大切にしていこうと思う。

いつの世も、行動実践に勝るものはない。何事も失敗や過ちはつきもの、しかし、それを恐れていては事態が好転する訳もなく、仮に上手くいかなくても別の道も拓けてくるから、それなりにいろんなことにチャレンジしていこうと思う。失敗したら振り返る、それが論語で言う「道」ではないかと思うのである。

想いは果てしなく尽きることがない。今あることに心から感謝したい。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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