オミクロン感染で接種者が未接種者の3倍を超える現実を踏まえると、症状や病状の悪化は緩和できても、感染に関しては効果はなさそうである。
しかも、ワクチン接種には重篤な副反応が出ることもあり、そんな現実の中で、ワクチンパスポートや接種者への優遇割り引きなどは、表向き「いい子ちゃん」建前ご機嫌取り的な発想とも受け取れる。
まあ、社会の流れに沿わないと商売が成り立たないことは分かるが、未接種が反社会的だとステグマされてはかなわない。
良くも悪くも、戦中の隣組的な発想から抜け出せない依存的な日本人の体質が見受けられるが、周りと歩調を合わせ辻褄を合わせる社会構造そのものにも問題がある。
何事ももっといろんな情報をかき集め開示して、広く国民的な議論を展開すべきで、民主主義の骨幹に関わる由々しき課題である。偏向報道に明け暮れるテレビやマスコミの中、専門知識や能力のある方やそれなりの地位にいる人の知恵と勇気に期待したい。
民主主義の前提は全員参加、社会の事象に自分なりの視点と考えを持つことが基本である。他者の意見や行動に敵対するのではなく尊重し、より大きな目標に向かっていく勇気と気概が必要である。
いろいろ考えるのが面倒で社会の流れに沿うことが多いことも事実だが、すべての権力や権威が支配層の思惑に沿っている現実を踏まえると、もう少しオリコちゃんになってもいいように思う。さもないと、他者に利用され他者の思惑に生きるだけで、本当につまらない人生に終わってしまう。
金による支配や生き甲斐の搾取は今日的な課題であるが、損得や作為のない行為や行動が、また情緒的な感性がより豊かな生活を築くベースにあることを忘れてはならないと思う。
神仏は私達人間に自由というタレントを与えてくれた。過ちや失敗は尽きないが、自由と言う苦悩の中で、如何にして安楽、安住の地を求めるかに、私達の人生があり生き甲斐がある。
そんな想いに、つくづく本能と理性の狭間に生きる難しさを痛感する。棄てられぬ自我と理性に過ちや失敗は尽きないが、神仏のご加護があることを信じたい。
すべてに感謝する次第である。
