昨日はちょつと寒かったので、枯れ葉や板切れなどを燃やしながら、花壇の土作りをしたが、時折雨が散らつくお天気で、しっとりと湿った庭土が、やけにいきいきして、本格的な秋の訪れを実感した。
それにしても、今年もあっという間に10月になってしまい、時の流れが速すぎて追い着いていけない。
とにかく、やりたいことは山ほどあるのに、コロナで出鼻を挫かれ、頭にくるが「 ならぬ堪忍するが堪忍 」と言うから、成り行きに任せて諦めてはいるものの、その一方で、世の中は怒涛の如く移り変わっていく訳で、困ったものである。
それでも、秋じゃがの植え付けは終えたし、サツマイモは豊作のようだし、月末になれば玉ねぎの苗木が届く。今は自然を相手に、掃除、洗濯、料理に暮らす毎日だが、身体も適度に使うから、それなりに元気でいられるのが嬉しい。
コロナ自粛を契機に始めた家相風水も学べば学ぶほど先人の知恵が伺え、今日的な便利グッズに囲まれた生活の愚かさを知った。簡単に言えば、物への依存、物欲の本質を知った訳で、漠然とした不安感や恐れにフォーカスすることによるような気がする。
まあ、人間も動物だから、様々な外敵や外邪から身を守るように出来ていることは確かだが、それも高じると自ら自滅してしまう訳で、炉端に咲く花のように成り行きに任せ、その場に調和して生きることの難しさを痛感する。
それでも、確かにいつも明るく風通しがよく、きれいさっぱりしたところに住まうと、気分もいいし精神も落ち着く。コロナ前とは目線も異なり、その場の空気感もそれなりに楽しめる知恵を得た気がする。
そんな訳で、天気予報によると暫く雨が続くようなので、秋の長雨に想いをつなぎ、実りある晩秋を実感してみようと思う。
すべてに感謝したい。