朝夕めっきり寒くなって、6時半を過ぎても外はまだ暗い。気合いを入れて窓や戸を開けないとスムーズに１日が始まらない。
それでも、動き出せば身体が温かくなるから助かる。それに、朝日を浴びると元気になるから不思議である。
そんな中、部屋の掃除をしていると、よく畑で世間話をするガス検針員のおばさんが庭先からヒョンと顔を出し、年末の挨拶に来年のカレンダーを持ってきてくれた。気づけば12月も今日は6日、クリスマスも年末も間近である。コロナ隠居の私としては、世間のことなどどうでもいいが、余りにも情報が入り乱れ錯綜していて、何が何だか分からない。確かなのは日本がPK戦でクロアチアに負けたくらいで、世間全体が迷走しているかように思えてならない。円安物価高なのに、日本は保有する米国債を売却しているが、それが原因かドル円相場は18円も円高に振れている。何か近い将来米ドルは紙くずになる前触れかも知れない。
それに、近頃は台湾有事も懸念され、日本が第二のウクライナにならないことを祈るしかないが、それにしても今の政権は頼りない。コロナにしても国防にしても、同盟国の意向に沿ってばかりいて、こんなことで国民の生命と財産が守れるのか不安になる。
まあ、戦わずして隣国の支配下となり生き延びるのも一手だが、日本の伝統や文化が失われるのも寂しい気がする。
まあ、社会の動向はともあれ、完全隠居の身となれば、日々日常は畑作で気分爽快、現役の頃よりご飯も美味しい。死んだら戒名は「隠居院世捨て人勝手居士」とでもしようかと思うが、朝にまばゆい朝日を浴び、夕刻には東の空に宵の明星木星と月の光を仰ぎ見ては、喜びと感謝の気持ちでいっぱいになる。
そんな想いに、明日はゴミ出しと有価物の回収がある。朝6時40分とか言ったので、寒くない格好で頑張ろうと思う。すべてに感謝したい。
