人身御供とは人間を神の生け贄にすることだが、生まれながらに定められた道を歩まなければならないとしたら、これ程辛いことはない。様々な決まり事があって、今時の視点からすると一種の人格侵害に相当するような気がする。
まあ、華やかな表舞台には、役割を演じきる気構えと悲痛な想いが混在し、いつかしら本来の自分が分からなくなるのではないだろうか。
改めて、人間とは本当に不可思議な生き物だと思う。お金や物は大切だが、本当に必要なものは限られている。コロナ禍で断捨離を重ね畑作を体験して、お金でなく手間と時間で「じゃがいも」の価値を知るに及び、本当に愚かな人生を歩んでしまった気がする。
そんな想いに、改めてすべてに感謝し、新たな出会いを信じて頑張ろうと思う次第である。
