私達は天空のエーテルのようなものが地上の塵芥と結びついて出来上がった存在である。だから、私達の本質は天空にあって、死ねば天空に帰っていく。
そんなことを連想させるバルバラの代表作だが、さすがに岸洋子は上手である。岩谷時子の訳詞も素晴らしい。何度聴いても飽きない。
朝に日の出を、夜空に星や月を眺めるのは常であるが、つくづく生きることの不思議さを実感する。
すべてに感謝したい。