仕事…

ゴールデンウィークも終わり、これからは梅雨入りに向け、悩ましい薮蚊や草取りの日々が始まる。今年は夏野菜の苗を大きめのビニールポットに移し変えたのが功を奏したのか、極めて生育が順調である。

一方、玉ねぎは倒れたものから順次収穫しているが、いつの間にか段ボール箱いっぱいになってしまい、まだ序の口なのに実に喜ばしい状況にある。

そんな中、里芋の元株を大きくなっても他の作物に差し支えない所に植えつけてみたが、コガネムシの幼虫が何匹も出てきて、その都度踏みつけて補殺したものの実に後味が悪い。都会は人間に不都合なものを徹底的に排除し自然の理に反した特種な場所だが、私のやっていることも程度こそあれ同じ罪深き我欲我執の為せる業にある。

まあ、日々の食事も弱肉強食の食物連鎖の中にあって殺生の繰り返しで、考えてみれば、巷の利権や資源の奪い合いも生き物として当然の理と言える。よって、プーチンさんも習近平さんも、バイデンさんもトランプさんも誰も良くも悪くもない訳で、ポジションが違うだけの話しである。

もちろん理想は武力による争いは避け「戦争の放棄」だが、世界の趨勢やグローバルスタンダードは手っ取り早い武力行使にあって、辛うじて核戦争を免れているに過ぎない。そんな理想と現実のギャップは、時に邪悪な想いに駆られる己の心を読み解けばよく分かることである。(The fact is to see.)

そんな「分かちゃいるけどやめられない」日々の営みも、戦後のアメリカの占領政策からすっかりアメリカナイズされてしまい、さらにAIの時代を迎えると、古来からの日本的な発想や基準は正にガラパゴス、全く持って通用しない。

仮に、働き方ひとつをとっても、いろんなタスクを身に付けなくてはならない日本の職場環境は特種で、諸外国はレジだけ、掃除は掃除だけ、警備は警備だけと業務が完全に細分化され他の業務にはお互い手出しをしないルールにある。日本のようにオールマイティーに業務をこなす必要がないばかりか、お手伝いすることはあり得ないし、してはならないことになっている。簡単に言えば能力に応じて仕事や業務が細分化され割り振られて雇用が守られ成り立っている訳で、それを纏め上げることで生産性の向上が図られている。

さしずめ、欧米は個人レベルの仕事や業務も国際分業とでも言った感じだが、反復繰り返しでも勤まるからバカでも能力のない人でもことが足りる。そんな業務形態の寄せ集めが、遥かに個人の能力が高い日本の業務形態より能率や生産性において勝っているのは、人間が人間性をもぎ取られ単なる労役マシーンにされているからで、お金やストレスは得られても、喜びや幸せが得られるかどうか疑問が残る。その一方、サービスを受ける側もエチケットやマナーが成ってない中国人のような顧客もいる訳で、親切心やおもてなしも相手次第である。

そんなことから、これからは個性に応じた人間マシーンとして「餅屋は餅屋」と言うことになるが、AI時代を迎え、どんな餅屋になるかが課題である。まあ、基本的に女性はいつの世もGAIAに生きるお姫様だし、男は女性を守る単なる下僕であり戦闘マシーンだからして、その辺のことも複雑に絡み合う。

そんな中、人材派遣大手のパソナがコロナ関連特需の反動から人材派遣事業や福利厚生代行事業の採算が悪化し今期12~2月は赤字に転落しているが、今後の日本の労働環境の有り様が気になる。

いずれにせよ、蟄居謹慎の身としては縁遠い話だが、どうやら世間は大波乱、艱難辛苦の時代に突入し、今年に入って職を失う人も多いように思う。しかし、人生はケセラセラ、考えようである。とにかく、物事は成るようにしか成らないから、不必要な愛着や執着を持たぬことが肝心である。

そんな想いに、今日も成り行きと諦めの中に、一日が終わる。改めて、今あることに感謝したい。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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