リフレ

今年のお花見は、カメラをスマホと全天球カメラに絞って遊んでみた。とにかく、13ミリと言う魚眼の世界と360度の異次元の世界なので、何も意識しないでシャッターが切れて楽しい。

写し出されるデフォルメの世界は意外なものまで写っていて、普段意識し得ない真実の世界が垣間見えるような気がする。特に360度カメラは、頭の後ろに目玉がついているような感じで面白い。

ところで、私は普段見慣れない新しいものを見ると、好奇心や探究心が湧きwhy why の連続で、無条件にワクワクしてくる。とにかく、新し物好きである。できれば、女房や畳も替えたいところだが、反対に叩き出されてしまいそうな感じがする。

まあ、ワンパターンが嫌いと言えば聞こえはいいが、実は同じことができない性分で、定型業務は大の苦手で、飽きっぽく同じようなことをしていると気持ちが悪くなって落ち込んでしまう。そんなことから、よくも悪くも、過去にこだわらずに今を生きる人でないと波長が合わない。

まあ、過去の成功体験や学歴自慢はほどほどでないと嫌な感じを受けるし、そんなものにいつまでもしがみついている人は、周りからも嫌われると思う。

それに、過去の成功体験にしがみつけばしがみつくほど「ひらめき」や「柔軟性」がなくなるわけで、そんなものは、記憶ごと何処に捨ててしまわないと、新しい自分になれないし自分を演出できない。

まあ、私的には定年退職を契機に、新天地での育児サポート役に断捨離を重ねて、初めて直接衣食住に関わる家事労働の大変さに気づいた訳で、誠にお恥ずかしい次第である。

美味しい…可愛い…と「食べることやお喋りや化粧やファッション」に勤しむ女性特有の「現実的場当たり的な趣味嗜好や生活感」を、ある意味無関心な男性目線から眺めていた私としては、日々日常、怪獣のような子供を相手に奮闘する母親の気持ちも分かるようになって、将来を見据えながらも現実的に(場当たり的に)生きるコツこそ、学ぶべき知恵や知識であるように思う。

また、そんな有り触れた生活意識が優しさや人間性を育み、義理や人情や、家族愛や郷土愛、愛国心や友愛や博愛と言ったより高い次元への意識につながっていくような気がする。

そんなことから、今日的な英才教育や個性教育等は、下手をすると変な自意識やプライドやコンプレックスを抱かせ、統合や統一を阻み、かえって差別や偏見や分離や分断を招くことになるような気がする。

そんなことから、お花見もひと段落し、いよいよ4月からは、孫も新一年生になり学童生活が始まる。新しいランドセルに、お父さんに護身用にキッズフォンを新調してもらい、その電話で、時折り私に電話やメールを送ってよこす。

私としては、学童が軌道に乗れば肩の荷も降り、また新たなステージに進むことになる。

そんな中、昨夜は孫から東宝シネマへのオファーがあり、仕方ないので来週は週中日に学童を早目に切り上げ、東宝シネマに五反田ラーメンを楽しむことにした。

女の子は実にお茶目で楽しい。とにかく、日に日に知恵がつくし、子供の目線は360度カメラに勝る。つくづく、そんな子供の目線を手本に、いつも好奇心と探究心に溢れる「気づきの目線」に生きていたいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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