今の時代は、毎年同じことを繰り返す農業であっても、品種改良やITを活用した販路の拡大など、様々な形で改善や改良を重ねていかないと社会のニーズに応えられなくなる。つまりイノベーションによる新たな価値の創造なくしては競争に打ち勝っていけないのである。
また、一流の企業に勤めていてもビジネス環境の変化により、M&Aや事業の整理統合などにより、いつリストラされるか分からない。さらに、私達の生活を支える社会インフラにおいても、極めて自然災害に脆弱であることが露呈し、毎日食する食べ物も生産性や採算を求めるあまり、少なからず農薬や添加物に汚染されているのが実態である。
まあ、必死に働き、安全、安心、便利、快適を求めてきた結果がこれだから笑えないが、現実だから仕方ない。
しかし、このままでいい訳がない。確かにグローバル化に伴い生き残っていくには変化や多様性に軸足を置かねばならないが、置き過ぎるのも考えもので、時には自らがトレンドになるくらいの気概がほしい。
まあ、今さら変化や多様性に安らぎがないことに気づいても仕方ないが、毎日怒涛の如く押し寄せる情報の波に揉まれ溺れまいと必死になっている自分が哀れである。
そんな想いに、世間様はそれとして、ふと蘇る永遠なる想いに寄り添うことも一理あるので、そんな時間を大切に癒しと安らぎに生きてみようと思う次第である。