最近ご飯を食べると妙に眠くなる。多分消化にエネルギーを使うからだと思うが、省エネ・エコ志向から、娘から譲ってもらった一人用のコタツを立てたことも原因だと思う。
しかし、これが実に快適で、知らず知らずの内に寝込んでしまい、朝になってしまうこともある。それでも、朝の掃除とストレッチは欠かさず、それからシャワー浴びてお茶を飲みながら新聞に目を通す訳だが、それからがいけない。机に行かず、コタツに座ると頼まれ仕事も午後でいいやと先送りしてしまい、結局やらず仕舞いに終わってしまう。
そんなことから、この悪習慣を何とか断ち切らなくてはいけないが、とにかく自分に甘く人に厳しい自己中心的な性格から、如何ともし難い葛藤の日が続く。
まあ、身延山や高野山では、極寒の早朝から寒水を被び荒行に励んでいる修行僧もいる訳で、私も彼らに見習って、けじめをつけなくてはいけないが、植木等のスーダラ節を素でいく性格から、そう簡単にはいかない。
ところで、コタツと言えば、昔はコタツは炬燵開きの日(亥の月亥の日)に立てていたようで、今年は11月22日の良い夫婦の日に当たるらしい。家族でコタツに入り、テレビを見ながら、ミカンや落花生や干し芋や甘栗などを食べた子供の頃が懐かしい。
いずれにしても、コタツがあるのは今現在、私の部屋だけなので、もうそんなノスタルジックなセンチメンタル・ジャアニーは、作家の故野坂昭如が歌うマリリン・モンロー・ノーリターンになってしまった。
そんな訳で、来年は令和二年、昭和はさらに遠くなり忘れ去られていく。街に繰り出せば、当世風のクリスマス飾りやジングルベルに、昭和の想いは消し去られ、新たに令和の記憶が刻まれていく。
そんな訳で、これからは寒さに向かう。孫たちとのクリスマスを思う存分に楽しむためにも風邪をひかぬように注意しようと思う。今あることに心から感謝したい。
懐かしき昭和、万歳!