リクルートホールディングスが、派遣休業に備え4500億円の融資枠を主要メガバンクに要請したらしい。新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされる企業が相次ぎ、主力の人材派遣事業で派遣社員への休業補償が生じかねないことや、飲食や旅行サイトの広告や手数料も激減しており、事態が長引くとみての対応と思われる。

まあ、外出を自粛して人との接触を極力8割も減らせば、生活全般にわたって消費が落ち込むことは目に見えており、長引かなくても、心理面での変化から内需が元に戻ることはないと思う。

さらに、リモートワークやリモートスタディが一挙に普及すれば、働き方や学習形態も大きく変わり、仕事の質や量も変化して、新しい仕事も出てくるが、多分なくなる仕事の方が多いと思う。

そんな中にあって、基本的にIT化が進みいろんな仕事がなくなっても、皮肉にもウィルスの感染リスクが最も高い接客業などは生き残る可能性が高く、一時的な衰退はあっても直ぐに立ち直るものと思う。

まあ、そんなことを繰り返していくうちに、次第にウィルスの耐性も強くなって、快楽や道楽に現を抜かすDNAが死滅していけばいいが、それが人類の死滅になるやも知れない。

まあ、これからは握手やハグの代わりに、ソーシャルディスタンスがマナーやエチケットの基本になると思うが、考えてみると、ひと昔前の「7歳にして男女席を同じうせず」の時代に逆戻りする訳で、お互いに今日のように異性を知り尽くすより、お互いに未知な「知らぬが仏」のミステリアスの関係の方が、かえって距離感があって楽しいのではないかと思う。

いずれにせよ、男女の出会いと語らいにこそ、永遠なる営みの原点があることは確かだから、今回のコロナ旋風が歪んだ生活意識を吹っ飛ばし、癒しと安らぎの絆と関係性をもたらしてくれることを期待したい。

それにしても、人生は憂いと悲しみに満ちている。救いは己の内にあるとは言え、理性と感情の狭間に、湧き起こる想いの意味を果たしてソーシャルディスタンスで知り得るのだろうか。甚だ疑問に思う。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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