昨日から家の解体が始まった。家の四隅にお米と塩とお酒でお清めをして、先ずはブロック塀の解体がはじまったが、トイレの解体には、女性が使う櫛と鏡を入れて解体すると言う。
全く知らなかったお清めだが、納得できるものがある。いずれにせよ、感謝と安全を祈願して工事が始まった。これで、4月から待ちに待ったイベントが一歩先に進むことになる。と同時に廃材を使ってのDIYが本格化するので、私的にはうかうかしてはいられない。
親戚筋の棟梁の助けを借りて、何とか形にしていこうと思うが、兎に角、廃材の処分はこの機を逃しては難しくなるので、専門家のアドバイスを頼りに、必要最低限の材料を確保したいと思う。
まあ、連日猛暑が続く中、週末には台風がまとまってくるようで不安になるが、工期は約1ヵ月半かかると言うから、熱中症にならぬよう気をつけて頑張ろうと思う。
ところで、解体作業は、一種の破壊行為なので、心理的に妙な高揚感があり、ストレス解消になる。まぁ人間と言う生き物は、理解不可能、意味不明、結局どうしようもない生き物である。昨日も人間の力ではとても壊せないブロック塀や月桂樹の大木も重機を使えばひとたまりもなく破壊してしまうので、見ていて楽しかった。
そんな自分を傍目に、何とか社会生活ができていればよしとするしかない。「わかっちゃいるけどやめられない」そんな植木等のスーダラ節が頭に浮かぶ。
まあ、「スイスイスーとことっと」とスーダラ節を歌いながら、よくここまで生き延びてきたものである。ひたすら感謝しかない。
そんな訳で、世間の流れはいざ知らず、青色ペンで書かれた「赤」を青にも読み解き、新たな境地を楽しもうと思う。
すべてに感謝したい。