ふるい

先日購入した「土ふるい機」は、電動キットを欠く手回し状態だが、予想以上に使い勝手がよく大満足、もっと早くに購入すれば良かった。

私はスコップで一回づつふるっているので、手廻し状態で充分、それで、購入先の九州の瀧商店に連絡してみたところ、快く電動キットのキャンセルに応じてくれた。

先方には迷惑をかけてしまったが、迅速で親切な対応には痛み入った。これからはこのような特殊なものは、購入する前によく下調べをして購入しようと思う。

ところで、最近の世相を垣間見るに、その原因や理由を追求してみても、どうにか良くなるのなら別だが、人生はある種の因縁から為るべくしてなっているケースばかりで、現状や現実を変えることは先ず持って不可能に近い。ただ、その受け止め方は変えようと思えば変えられるから、その辺のところは、昔のNHKの番組「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングの歌詞にあるように

「丸い地球の 水平線に
何かがきっと 待っている
苦しいことも あるだろさ
悲しいことも あるだろさ
だけど ぼくらは くじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう(注)
進め
ひょっこりひょうたん島」

と前向きに明るくやっていくしかない。

そんなことを思うのは、やはり私自身が歳を取りお先短くなってきたからだで、私の近所や町内でも高齢化に伴い施設介護や通所介護を受ける人ばかりで、やはり80歳を超えるとかなり身体にガタが来るようで、皆な持病を抱え半病人といった悲惨な状況にある。

会えば、身体の不調を訴える話しばかりで、手押しクルマやコルセットをして杖をついても散歩できる人はまだマシな方で、寝た切り介護や家の中に閉じ籠りの人もいる。

そんな世間を傍目に、自分の老い先も考えてしまうが、今は玉ねぎでも植えようと、庭の土作りに忙しい。

だいぶ朝晩寒くなってきたが、朝は家の中にいるより、外の庭にいた方が、太陽の光で暖かいので、自然と外にいることになる。毎日土にも触れるから、大地との電位の差も解消され、どちらかと言うとアフリカの原住民のような生活をしていることになる。

そんなことから、つい最近までは妻に頼まれれば簡単にパソコンで原稿を作ってやれたが、最近ではなぜか億劫になってしまって、困ったものである。多分、部屋の中に長く座っているのが嫌になってきたからだと思う。

もともと、コロナ以前は、何かしら理由をつけて外出していたわけで、やはり多くの人が体調を崩されているのは、コロナ自粛の影響が大だと思う。

そんなことで、私のような高齢者になれば世間に憚ることなどは何もない。所詮人間は煩悩5欲(欲望を招く物質 (色) ,音声 (声) ,香り (香) ,味,触れてわかるもの (触) 、具体的には、財欲,色欲,食欲,名誉欲,睡眠欲の5欲にしか生きられない訳で、アイデンティティーに執着しようがしまいが、欲に生きることに変わりばない。

まあ、ものが溢れ、大抵のものがお金で買える時代ともなれば、お互いに助け合う共助の意識が薄れるのは当たり前で、昔のような深く強い絆や結びつきを求めている人は稀である。しかし、その反面、一人ぼっちや深い孤独感に苛まれることも否めない訳で、レンタル親父やママ活、ゲームやおしゃべりチャットなど、軽いノリでその場限りの関係といったものも存在する。

さらに、そんな心の隙間を、犬や猫や鳥などのペットを飼うことで紛らわしている訳で、行き先の見えぬ旅の不安や恐れを、何とかして忘れよう考えまいとする偽り誤魔化しの日々日常が人の一生だとも言える。

そんなことで、嘘偽りごまかしの日常に意味はないが、さりとて、社会的に認知された主義主張、信念、世界観や宗教観も、ある種の嘘偽りやごまかしの上に成り立っているわけで、そんなことに気づいてしまったホモサピエンスは、より強く自分の意識を肯定して生きるしかない。仮にそれが煩悩と言われようが、それが現実だから仕方がない。全て成り行き、改めて今あることに感謝したい。

しかし、時代は変わった。ノスタルジックな思想や信念に固執していてはいけない。改めて今あることに感謝したい。成り行きに任せ、すべてを肯定して生きることに意味があるように思う。

https://youtube.com/shorts/qEmvSWG6UrQ?feature=share

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク