祥月命日の27日に、母の13回忌の法要を身内だけで済ませた。ちょっと寂しくもあったが、コロナや高齢化には遺憾ともし難い。その代わり、お寺のご住職夫妻とも久しく落ち着いてお話しができて良かった。
ご住職と私は同い年、先代のご住職も父と同い年、何か因縁めいたものを感じるが、近々息子さんに法灯をお譲りすると言うから、多分この次の法要は息子さんが代替わりすると思うが、お互い元気でいたいものである。
別れ際、互いに屈託のない微笑みを交わしたが、成り行きに全てを委ねる想いを共にしたような気がする。
墓地に着くと、生憎の曇りで、山合に富士山は見えなかったが、静寂の中にパラパラ動画を見るような想いに、深い充足感を覚えた。
すべてに感謝したい。