考えてみれば私達の身体はウィルスばかりでなく、細菌やカビ毒やその他の微生物、さらに害虫から野獣、猛獣や人間に至るまで、つねにありとあらゆる危険と脅威に晒されて訳で、これで安穏としていられるようでは、どちらかと言えばパー太郎である。
さらに、常に変化し変容し続け、いつかは死なねばならぬ現実から、いつも憂いや儚さに晒されている訳で、普通の人間ならどちらかと言えばネガティブ思考になるのが普通である。
さらに、それも度が過ぎれば、不安や恐れから心労が重なり病気になってしまう訳で、困ったものである。
つまり、物事に敏感で頭がいいほど、自分で自分を傷つけてしまう訳で、そんな人間にポジティブになれとか、安穏としていろとか言ってもなれる訳がない。
まあ、人生は全く意味不明、談志師匠に言わせれば「単なる暇潰し」、単なる気晴らしから、酒やタバコや女やバクチやドラッグに嵌まってしまう訳で、弱いと言えば弱いのだが、自由と言う生殺し状態に耐え得る忍耐力が勝負ではないかと思う。
そんなことで、今日も夕刻が迫ってきたが、これまた夕方の水やりが薮蚊の集中攻撃に晒される訳で、シャラ恐ろしい。下手な虫除けスプレーなど全く効果なし。まあ、長袖、ゴム長、軍手で勝負するつもりだが、暑さも気になる。渡る世間は鬼ばかり、深く考えればストレスになるから、成り行きに任せたい。
ところで、そんな気分を和らげるのに、私は普段ホワイトセージの香りを使っているが、ふとしたことから、この香りは子どもの頃によく嗅いだ香りではないかと思うようになった。
ご案内のように、ホワイトセージの香りは大麻草のそれと似ているらしく、部屋の空間浄化に使われているが、もしかするとそれは大麻の代用ではないかと思う。
まあ、戦後のドサクサの頃だから、大麻もそれなりに吸われていても不思議はないし、戦前は普通に神社などで炊かれていたようだから、まあ、大麻には一種の鎮静アロマとしての効果があるのだろう。
そんな訳で、やっと猛暑も収まってきたので、水やり特攻隊に頑張ろうと思うが、改めて、今日の生業に感謝する次第である。
