隠居

国民年金の納付期間が5年延長され65歳になる。この改正によって、概ね100万円の納付義務が発生する。60歳でリタイアする人にはちょつと辛い改正である。法律の施行は2027年からだが、健康寿命は人それぞれなので微妙である。

歌舞伎役者や芸能人の中には、引退後は決して表舞台に顔を出さない人もいるが、人生には齢に応じた節目やステージがあるから、総理経験者が老害を撒き散らすような老後は控えた方がいいと思う。

仮に気力体力共に充実していても、そのまま突っ走るのではなく、ゆったりとした時間の中で己の人生を顧みることも必要である。

確かに働きながら人生を俯瞰することもできるが、仮に1日4~6時間の仕事でもそれなりの心の準備が必要で、身支度や気持ちを入れ替えるには前後2時間は取られるから、結局やりたいことが精一杯できず中途半端になるから、新たな視点視座による老後への考察は難しいと思う。

まあ、極論を言えば、いずれはカエサル(現世のコイン)かイエス(来世への約束)かを主人に選ばなくてはならないのだが、若年にして神仏に傾倒するのもどうかと思うし、高齢にして現世の欲に生きるのも考えものである。

いずれにせよ、長年に亘り染み付いた生活習慣や関係からの離脱は先ず持って難しいが、この度のコロナで、新たな視点や視座から成り行きでライフスタイルや世間との関わりを見直しリセットした人も少なからずいると思う。

ところで、先日YouTubeで、全国展開する大手の老人施設では、夜になると入居者の「死にたい死にたいの大合唱」が始まると言うが、他人任せの老後の悲惨さを垣間見る思いがする。

結局、人生は「自尊自立」、世間体や世間の同調圧力に屈していては、いずれは人生の目標を失い「死にたい合唱団の一員」になってしまう。

そんな訳で、今日も端から見れば愚かなことだが、やりたいことが山程、昨日も妻から「あまり魂を詰めない」ように言われたが、物事はやり始める止まらないから始末に悪い。

そんなことから、コロナやウクライナ情勢を紐解けば、これまでの常識や社会通念が通らない時代に突入していることは確かなので、それなりに注視していこうと思う。

それにしても人生は短か過ぎる。尽くせぬ想いは数あれど、残された時を大切にその一つでも叶えていきたいと思う。

不遜軽薄なる自戒の念に、神仏への想いを新たにする日々日常、今日も天空と大地に元気をもらい頑張りたい。すべてに感謝する次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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