変化と多様性の中、それらを包摂するのは至難の技、世界観や宗教観、経験知や価値観もグローバル化によって人それぞれ、それも常に互いに混じり合って変化し、矛盾と偽善の中に直ぐに身動きが取れなくなってしまう。
たまに、それなりの解が見つかることもあるが、直ぐに新たな事象に太刀打ちできなくなってしまう。困ったものである。
それでも、ここにこうして生きていられるのは神仏のご加護と慈愛の賜物でしかなく感謝しかないが、時折り覚える漠然とした不安感には何とも致し難いものがある。
そんな中、今日は昨年植え付けたブルーベリーが今一元気がないので、それなりに最適化した植床を作り移植した。何とか根づいてくれるといいが、前の場所より日当たりがいいので期待したい。
それにしても、ガーデニングやDIYは無心になれるので助かる。コロナ自粛から家相風水をお手本に、自分の居場所を自分なりにパワースポット化しているが、かってのカメラオタクやパソコンフリークは関心あれどめっきり興味が薄れてしまった。
理由を考えてみるに、人工知能の普及から、パソコンのコードやパワポや動画編集なども気の利いたものを自動的に生成してくれるからか、面白味が半減した。創意工夫の末にたどり着いつくものよりいいものがあっという間に生成されれば、「あっそう…」てなことで一見さんに終わってしまい、然したる感動もない。困った時代に突入したもので、ネット情報をググれば、かなりの失敗は回避できる。
「失敗は成功の母」なる言葉は消え失せ、全く考えずにゲーム感覚でことが済んでしまうことに危機感を覚える。
そんな訳で、このハイテクな時代に逆行して敢えてローテクに臨む毎日だが、備中鍬にツルハシでかなり腕っぷしが強くなり、カミさんを当てにせず、掃除や洗濯や料理も一人前にこなせるようになった。
身辺整理は衛生管理の第一歩、掃除洗濯料理の習熟は、生活の拠点をパワースポット化するには欠かせないものと言える。
改めて、今あることに感謝したい。