親知らずを抜き麻酔が効いている内はヘッチャラだったが、麻酔が切れてからは出血が止まらないのと痛みで一晩酷い目にあった。ご飯は食べられないし、口の中は血だらけで枕カバーも血だらけになってしまい、洗濯するも酸素溶剤で漂白した。
しかも、今朝は生憎の雪で抜歯後の診察を控えていたが、どうしたものか倦ねていたところ、妻が送り迎えしてくれたので、寒い思いをしないで済んだ。感謝である。
まあ、だんだん自分が頼りなくなって、人様のお世話になるのは自然の成り行きとは言え、歳を重ねると気丈夫を装っても心細くなるもので、特に体調不良の時はよろしくない。
そんなことで、抜歯後は順調で診察して消毒して診察料が120円、昨日とあわせても2000円そこそこ、いろんな医療用機械や医療スタッフの人件費をかみ合わせると、何か申し訳ない気がした。
そんなことで、帰りはドラッグとスーパーに立ち寄ったが、人影も疎らで開店休業の状態だった。まあ、昼は何とか食べられそうなので、妻が温かいうどんを作ってくれると言うから、しっかり食べて休養したいと思う。
人は自分には生きられない。究極の幸せは自我の喪失にある。改めて、いまあることに感謝したい。