続ドキドキ

Busmap の iPad-20-2013-10-06-01-54-11私達の心臓は、血管が詰らないように一日何回かドキドキするようにできているように思える。女性などは怖がりのくせに「怖いもの見たさ」で、お化け屋敷やジェットコースターなどが大好きで、よくきゃあきゃあ悲鳴を上げて喜んでいる。さらに、日常は美味しいものや好みのイケメン探しに余念がなく、そんな身近なもので、心が浮き立ちドキドキできる女性が男性より長生きしても当然である。それに引き替え、男性はスポーツや仕事に汗を流し、若い娘や美魔女に想いをよせてはリスキーな刺激を求める中、盗撮や下着泥棒などで逮捕されるたり、ギャンブルや酒やタバコやドラッグにのめり込む男もいる。要するに、男性はリスキーでハードなドキドキに破綻する人も結構いるのである。

まあ、女性なら誰しも、異性の目を気にしつつもチヤホヤされれば、怪しい人や強面の人などに身の危険を感じても、結構興味津々な処もあったり、人によってはお姉系などにも興味がある女性もいて、女性は女性なりに「ドキドキときめき」を楽しんでいるのである。

ところで、そんな視点から最近の話題を拾ってみると、東北楽天の優勝劇などは、人間の闘争心をむき出しに球場の熱狂に酔いしれる観客の姿には、奴隷と野獣を戦わせて楽しむ古代ローマのコロッセオやスペインの闘牛場の観衆の狂気が乗り移っているかのようで、覚めた冷ややかな目でみると、何処か人間の怖い恐ろしい一面が見て取れる。まあ、ボクシングやプロレスや相撲なども見方を変えれば、互いに叩き合ったり投げ飛ばしたりして、勝ち負けや優位性を誇示する訳だから、それに興奮する奥様などの心の内は「癒しや安らぎ」と言うものとは程遠い動物的な心理が働いているように思える。歌舞伎役者に熱を上げ、追っかけマダムなどの心理も同じようなものだろう。

スケートなども選手権となれば「癒しや安らぎ」どころではない。ママさんスケーターの安藤美姫ちゃんの奮闘振りは、競技に打ち勝つことをモチベートされた人間の悲哀が滲み出ていて、哀れにこそ思え人間社会の病理をも感じる。

まあ、どんなスポーツでも、スポーツは選手と共に困難を乗り越え優勝に漕ぎつく達成感が堪らないのであるが、応援にも熱が入り興奮度も増して、応援の場でなければ怪しまれてひょっとすると逮捕されるようなパフォーマンスもできることが、ストレス解消にもなる。要は、ドキドキしたいのであり、時には男も女も乱れたいのである。

そんな人間の一面をもう少し掘り下げてみると、素人ランナーでも雨や雪の日に走ったり、一日かかりで鳥や動物の写真を撮影したり、早朝の座禅会や徹夜の祈祷会に参加したり、当人は至って真面目に真剣そのものであるが、傍目には何処か怪しく釈然としないものである。

何がそこまで人を追いやるのか考えらせられてしまうのである。

まあ、基本的に、ある種の思い込みや動機づけによるものだと思うが、その心理的な側面を考えると、日常の不安を打ち消す行為や行動のようにも思える。つまり、人は誰しも、漠然とした不安から逃れ、何かに寄り添いすがりつかなくては生きていけない存在なのである。ゆえに、一心に打ち込める何かがほしいのである。

その意味において、危機感を煽ることは、時の政権の最も有効なプロパガンダであり、人民操作の有効な手段なのである。基本的に、土地と水があれば、人間は生きていけるので、恐れることなど何もないのである。手にする愛を信じれば、すべてにおいて満たされるのである。

つまり、ものごとは起こりべくして起きており、事実こそが真実であり真理なのである。まさに「事実は小説より奇なり」であり、多くを知り尽くしているようで、何も知らないのが現実なのである。生涯連れ添った伴侶でさえ、何も知りえないのが実態であって、それは己を知りえないことでもあるのである。

しかしそんな奇怪な人生も高齢になると、自然と老い先短い身の上を自覚するのか、結構ありのままに単純に日常を楽しめるものである。政府の脅しも何処吹く風、「疲れたら寝る。腹減ったら食う。」である。幾ら理路整然に道理を並べ立てても、誰もが食べて着て寝るだけである。愛犬クーが私の膝に寄り添う愛がなければ空論に過ぎない。愛は見えないが存在する。それゆえ、愛するものと寄り添って生きる人生に勝るものはない。私としては、そんな愛を信じて残された日々を心豊かに生きていこうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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