怒り

00261218-215835.jpg短気は損気と言うが、仕事でもプライベートでも何故かイライラしたりムカついたりすることがある。そんな時に簡単に怒ってしまうと損することになる。せっかく築いてきた良好な関係や絆が一瞬にして失われるだけでなく、さらにその修復にはかなりの時間と手間がかかるからである。

ところで、よく「親しき仲にも礼儀あり」と言われるが、気の合う仲間や恋人や夫婦や親子であっても一定の距離感を保つことが必要で、互いによく分かりあっている関係ほど、相手の心の中に土足で踏み込んでしまわないように注意する必要がある。なぜなら、多くの家族間の問題や確執は、共依存のような拗れた心理的な関係から生じることが多いからである。

また、最近は簡単にキレる高齢者も結構いて、歳と共に分別がつくどころか本能がむき出しになって、ところ構わず大声で怒鳴る人がいる。多分身体の自由が利かなくなったり自分の想いが通じないからだと思うが、今日の社会が価値観やライフスタイルが多様化し「個の社会(シングル化した社会)」になり、コンプライアンス(法令順守)によるガバナンスが重視され「杓子定規の融通のきかない社会」になったことも、その原因の一つのように思える。

そんな中、日常のイライラに対処する方法として、欧米では教養やマナーのひとつである「アンガーマネジメント」なるものに、先週触れる機会に恵まれたが、こんな方法で「怒り」に振り回されない自分になれるなら知っていて損はないように思う。

そこで、ざっと知り得た知識をご紹介すると、「アンガーマネジメント」は1970年代にアメリカで始まった「イライラ(怒りの感情)」を上手にマネジメント(付き合う)するために考え出された心理手法だそうで、怒りに振り回されない自分(思考傾向や思考体質を改善する)を創り上げる有効な手段だと言える。

そもそも、「怒り」とは、出来事そのものに責任はなく、「自分のコア・ビリーフ(自分が正しいと思っている信念や価値観)」を判断基準にして、出来事を照らし合わせることから生じてくる訳で、自分が一体どんな「コア・ビリーフ」を持っているのかを知ることが重要なカギとなる。

それには、怒りに関する日記帳「アンガー・ログ」をつける必要があるそうで、一定期間記録して見返すことで、自分が怒る頻度や、どういうきっかけで怒りやすいのかなどのパターンを客観的に知ることができるのだそうである。

「アンガー・ログ」につける項目としては
(1)怒った日時
(2)怒った場所
(3)怒るきっかけとなった出来事
(4)その時の自分の言動
(5)相手にしてほしかったこと
(6)怒ることで起こった結果
(7)その時の自分の感情
(8)10段階での怒りの強さのレベル
の8項目が上げられているが、これを記録することで、自分の「怒りの法則」が分かり「コア・ビリーフ」の歪を修正できると言うものである。

具体的には、自分の「コア・ビリーフ」に対して「自分も相手もハピーになる」ように見方や考え方が「アンガー・ログ」によって修正される訳で、価値観のよし悪しを言うのではなく、「こんな考えたかもできる」と言った中立的な考えや質問や反論を繰り返すことで、凝り固まった自分の「コア・ビリーフ」の歪みが修正されるというものである。

その他
(1)十分な睡眠と朝日を浴びて、脳内のセロトニンを増やす。
(2)コーピングマントラ(呪文)を唱える。念仏や好きな言葉を繰り返し
(3)場を外す。深呼吸する。別のことをする。
(4)6秒間数を数える。「6秒間ルール」で落ち着きを取り戻す。
(5)やけ食いは絶対しないこと
などが上げられているが、「短気は損気」であることに間違いはないので、私的には今さら何をするにも面倒なので、イラついたら念仏か深呼吸でもしようと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク