感情

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やまなしプラザにて

アルフレッド・アドラーは「あらゆる感情には目的がある」と言っているが、一般的に仕事は勿論プライベートでもあまり感情を露にしない方がいいように思うが、その反面、不平や不満や後悔を後々にまで引きずって、時には爆発したりパニックになったりして、反って感情に振り回されてしまうようなことはないだろうか。

そんな私達の行動をよくよく観察すると、確かにアドラーが言うように「感情には目的がある」ように思える。言い換えれば「感情が」私達の心の奥底に潜む「本当の目的」を教えてくれるような気もして、仮に「感情とその目的」との関係がハッキリつかめれば、ネガティブな感情に振り回されずに「本当にやりたいこと」が見つかるような気もする。

ところで、私達は誰もがいろんな悩みを抱えているが、仮に病気や事故や災難による悩みであっても、最終的にはアドラーが言うように「すべての悩みは対人関係に帰着する」ように思え、まずは自分の「感情」を正しく正確に理解することが、人生の悩みの多くを解決する最善策のように思われる。

そんな想いから、建設的な感情はそのままでいいと思うが、否定的な破壊的な感情は、自分だけでなく周りの人に危害を及ぼしたり、争いの種を撒き散らし犯罪に結びつくようなことにもなり兼ねないので、そうならないためにも、よく落ち着いて自分の「感情」と向き合い「感情」の背後に潜む本当の「目的」を知る必要があるように思う。つまり、「否定的な感情」を「建設的な感情」に置き換える訳で、感情に振り回されない自分を取り戻し、感情の主人公になることが「人生の悩みを解消する」秘訣のように思われるのである。

しかし、そうは言っても人間は感情の動物であって、ご案内のように「分かっちゃいるけどやめられない。何でそう思うのか、何が何だか分からない」と言うのが実態であって、「感情」が意味する「本当の目的」を知ることは至難の業と言える。まあ、陰湿な虐めや虐待、パワハラやセクハラなどが罷り通る今日の世相を見れば、「感情」と言うものについて、私達が如何に無知無明なのかが見て取れる訳である。

ところで、話は全く変わるが、今日は朝から風邪をひいたのか頭が痛くて調子が悪い。そんな中、午後から「やまなしプラザ(山梨県防災新館)」で「やまなし葡萄酒 de Night」と言うイベントが行われていて、シンガーソングライターの「伸太郎」を始め、私の友人も含め何組かのアマチュアミュージシャンが出演すると言うので、Videoを片手に会場に出掛けたが、会場ではワインを飲みながらのイベントで盛り上がっていた。そうこうしている内に外に目をやるといつの間にか外は真っ暗で、考えてみたら昨日が冬至である。明日はクリスマス・イブである。

今日から一日一日「日」が伸びていく訳で、年が明ければ新春である。そんな想いと会場の雰囲気に、いつの間にか頭の痛いのやら調子の悪いのも忘れて、イベントを楽しむことができたが、こんなことからも「感情」とは一体何を意味するものなのだろうか。その目的とするものは? 何を意味するのだろう。もしかすると、それは永久に私達の手にできないものなのだろうか。

そんな想いに、明日はクリスマス・イブである。どんな気持ちのイブになるのか全く分らないが、イブの夜くらいは、すべてを神に委ね「感情」に振り回されない「素敵な夜」にありたいと願う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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