昨日の紅白で一番感動した歌は「中島みゆき」の「麦の歌」である。この歌には希望がある。どうあっても、どうなっても、自分は自分の人生の主人公でありたい訳で、明日への希望を失ってはならないように思うのである。
まるでロシアの国歌を思わせるような旋律に
「麦に翼がなくても 歌に翼があるのなら
伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと
麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育っていく」
と言う歌詞には、一瞬心を奪われた。
この歌は、エリーのマッサンへのlove songのように聞こえるが、私には「迷える子羊が天空の父」に向かって歌う歌のようにも聞こえる。
そんな訳で、私としては「分かたれし想い」を天空につなげ、今年も持ち得る絆を大切にして生きていこうと思う次第である。