県内在住の高齢者を対象とする「学び舎」である「山梨ことぶき勧学院」の文化祭が、去る10月15日(木)、地元のコラニー文化ホールで開催された。
この催物は、各地域の教室が一同に会して、日頃の学習成果を披露する場であり、男性は赤の蝶ネクタイ、女性は真っ赤なスカーフと言ったお洒落な出で立ちで、幾分緊張した様子で歌や寸劇を演じる姿は健気で真剣そのもの、気力が漲っていて若々しく見える。多分こんな場を踏むことも、認知予防や健康維持につながるのではないだろうか。
ところで、ご案内のように、何事も気が緩み停滞すると、トラブルや病気を招き入れるようなところがあって、マンネリは諸悪の根源である。
忙しく走り回っていれば良からぬことも考えないで済むが、暇で何もすることがないと「小人閑居して不善を為す」ではないが、悪さをし兼ねない。仕事等でもダラけて、いじめやハラスメントや人の粗探しなどをして、争いや不仲の原因を作り出す。しかも、そんな不毛な心理ゲームに嵌っていることさえ気づけないのが現実で、誠に持って始末が悪い。
まあ、いつの間にかパターン化してしまうのが私達の日々日常であるが、どんなに良いこともパターン化すると、マンネリに陥ってしまう。先の大戦の日本軍ではないが「日露戦争の大成功」が、原爆の投下を招いたように、時の流れや世間の動向を見誤ることにもつながり兼ねない。だから、どんな些細なことでもよいので、常に新たなことに挑戦して、日常性を打破し変化に対応できる資質を養う意欲を持つことが大切である。
言い換えれば、飽くなき探求心や好奇心を持ち続けることが大切で、結果として張りのある日々や若さを手にすることができるのではないだろうか。
そんな訳で、気力に満ちた先輩たちのパフォーマンスに元気をもらい、これからも新たな出会いを信じて、いろんなことに挑戦し夢を語り続けていこうと思う次第である。
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