続秋

00271015-065952.jpgご案内のように、イスラム過激組織ISは、シリアにおけるロシアの空爆に対して、ロシアを標的にする声明を発表する一方、FacebookなどのSMSを巧みに利用して、世界中の反体制分子に武装蜂起を呼びかけており、今後世界中で無差別な自爆テロが多発すると思うと、うかうか海外旅行にも出かけられない。

ところで、「怠け者は愚痴を語り、挑戦者は夢を語る」と言われるが、正にその通りで、人間の醜い本質を語らずして空理空論に終始する似非学者や宗教家や社会・共産主義者の言葉は「夢や理想と言うより愚痴」に聞こえる。

まあ、それにしても、社会格差がこれだけ拡大し、不正や偽善が罷り通る世相には頭にくるが、仮に八方塞がり四面楚歌の状況であっても、必ず抜け道がある訳で、講道館柔道の真髄でもある「相手の力を利用して業で打ち勝つ」ことも賢者の知恵である。

まあ「驕れる平家、久からずや…」と言われるように、栄枯盛衰は世の常、盤石に見える独裁政権や体制にも必ず針の穴がある訳で、為政者はいつかは訪れるであろう体制の崩壊にいつも怯えている訳で、異端反逆者として葬り去られなければ、必ず勝機が訪れるものである。

その意味からすると、社会的な富や名声を追わず、自然科学や芸術などの分野で根気よく自分の道を極めている人は、幾ら困窮しても常に自分の理想と夢に燃えている訳で、一見変わり者や世捨て人に見えても「夢に生き、夢に死ぬ生涯」を送っている訳で、それなりに魅力があり美学がある。

そんなことを考えると、世間とは適当な距離を保ちながら、自分の想いに正直に「夢と希望を語り続けるチャレンジャー」であることが、自分に生きる秘訣のように思え、例え過ちや失敗の連続であっても、自然に周りから慕われ信頼を寄せられるようになるような気がする。

時に、期せずして今話題となっているラクビーやサッカーなどのスポーツや様々な文化芸術を通して私達が受ける感動は、まさに「夢や希望に生きる挑戦者の姿」に感動するのであって、決して、その人の富や名声に感動している訳ではない。

そんな風に考えると、教育の原点は正に「読み書き算盤」や「正義を信じる勇気やヘタレない忍耐」を養うことにあるように思え、読み書き算盤はともかく、勇気なき愚痴や批判を語り続ける人生にならぬよう、己の役割の中に己の道を見つけながら、自分なりに生きることが肝要に思える。

そんな訳で、人生の晩節を迎える私としては、これ以上晩節を汚さぬように気を配りながら、愚痴を慎み、自分なりに残された想いを大切にして、新たな出会いを信じて、夢を語り続けていこうと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク