箱根駅伝

今年の箱根駅伝は、母校の青学が鶴見から小田原に抜ける第4区で、まさかの失速、往路6位となり、史上3校目5連覇に暗雲が立ち込める展開となってしまい、一時は意気消沈してしまったが、それでも復路は5時間23分49秒と大会新記録で復路優勝し2位に食い込んだのは大したものである。

さすがに、青学の選手層の厚さがものを言ったレース展開であったが、優勝した東海大は創部47年にして、悲願の優勝を果たした訳で、栄誉を讃えたい。

ところで、原晋監督は4区を甘く見ていたと采配ミスを認める一方、チーム全体の強化については間違いはなかったが、去年と同じことをやれば優勝できると保険をかけてしまい、進化することを止めた時点で、退化が始まるとも語っている。

その一方、郷里の山梨学院大学は、エース·ニャロイが不在のまま、今年は何と23校中22位(繰り上げスタート)と振るわず、このところの成績からすると、進化せずに退化してしまった感がある。

ひところのオツオリやマヤカやモグスと言った交換留学生の活躍が思い起こされるが、留学生の起用には、賛否両論いろいろ揶揄されるところもあるが、上田監督は都会の大学とのハンディをよく乗り越えてやっていると思う。地方都市が衰退する中、今後の再起を期待したいと思う。

そんな今年の箱根駅伝であったが、今年は昨年来から計画していた駅伝コース沿いでの応援を、当初は馬込に近い第一京浜沿いでしようと思っていたが、校友のパンフレットによるとコース上に応援ポイントが決まっていて、それなりにルールもあるようなので、馬込から地下鉄で一直線で行ける増上寺·芝公園が便利なので、そこに決め、早起きしゆっくり朝風呂で温まり、寒さ対策をバッチリして出掛けた次第である。

現地には7時頃になってしまったが、6時半頃から校友サポーターが準備していて、幟旗が既に沿道に並べられていた。事務局にご挨拶に行くと、応援サポーターはフレッシュ·グリーンの応援ロゴ入りのアウターや帽子やマフラーや応援手袋やメガホン、代表はロゴ入りのリックを背負う出立ちの念の入れようで、その熱意には恐れ入った。

皆さんは私と同じ団塊の世代の方が多く、卒業年度を告げると当時の四方山話に花が咲き、駅伝コースのガイドブックと注意書きを私に手渡しながら、私達の話を聞く校友OGの顔立ちには、若き日の面影が伺え、年相応の落着きと美しさを感じた次第である。

そんなことで、幟旗を引っ提げての応援は、ほんの一瞬で終わってしまったが、手間暇を考えると全く間尺に合わない事とは言え、応援を通して得たものは大きい。サポーターの皆さんとは、来期を約束して別れたが、野球やサッカーの応援とは一味違う出会いと感動があり、無条件に楽しかった。

我が母校の再起を期し、今年一年選手になったつもりで私も精進しようと思うが、原監督の言葉ではないが、毎年同じことをしていてはダメである。人生の大敵は、マンネリと惰性である。挑戦をやめ保険をかけた時点で、私達は心の張りを失い、若さや輝きや進歩さえも失うことになる。

そんなことを肝に銘じ、私的には出来る範囲で、いろんなことに挑戦して、実りある一年にしていきたいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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