エリマキトカゲのジャニアン兄ちゃん（笠松動物病院にて）
新しい通信規格5Gを巡り、米中の覇権争いが続いているが、第三国からするとどちらも他国のプラットフォームに変わりはないから、盗みや泥棒、嘘やインチキが罷り通る国の軍門に下るより、一応曲がりなりにも民主的な合意や手続きによって諸事が決まる国の軍門に下った方がマシである。
それに、 携帯電話のプラットフォームである基本 OS は、共に米国のApple社の iOSか、Google社のAndroidのどちらかになるから、 個人情報の不正利用操作が疑われる中国のHuawei社のシステムを敢えてプラットフォームにする必要もないように思う。
そんな中、時代は着実にキャッシュレスに突入しており、最近の電子マネーの抱え込み作戦の凄まじさには目を見張るものがある。 クレジットカードやプリペイドカードでの支払いはもとより、スマートフォンによる決済も FeliCaやNFCからQRコードやバーコード決済に至るまで、とにかく電子マネーがいろいろあり過ぎて、どれを選んで良いのか分からない。
ポイントによるキャッシュバックもいろいろあって迷ってしまうが、最終的には交通系や通信系の決済に落ち着くような気がする。
そんなことから、これからは益々現金を使用する機会がなくなるので、個人情報の保護が最重要課題になると思うが、サービス毎の利用者アカウントやパスワードも多くなり、管理するのに一苦労である。
まあ、そんな煩雑さを回避するには、予めパスワードなどをスマホに登録し、生体認証で対応するしかないが、それには ハードとソフトが一貫したシステムの方が無難なので、私はIPhone を利用している。
しかし、今年のスマホ市場は、iPhone を凌ぐ機能や性能を持った Androidスマホが、中国や韓国のメーカーから多数発表され、沸き起こる物欲には、セキュリティ対策を超えるものがある。
また、スマホは自分と外界とを結ぶポータルになっており、マイナンバーカード絡みのE-taxや健康保険証機能の付帯サービスなどが進んでくると、全ての個人情報が一元管理され、ランク付けや峻別に利用される日もそう遠くはなさそうである。
事実、スマホで通販を利用すれば、人工知能により新製品がプッシュされてくる。値引きやポイントやプッシュによるインセンティブから、私達は完全に操られている気もするが、便利で快適なことは否めない事実である。
まあ、街に繰り出し店を見て回り、ネットで安く買うと言うのが、今風の買い物であり、そんなプラットフォームの整備が、人口減少社会を支える社会インフラになることは間違い。
しかし、その一方、私達はフィジカルな面で、高等動物とは言え、他の動植物と何ら変わらぬ生態系に組み込まれている訳で、水や空気や食物や腸内フローラの働きなくしては一日も生きられない。
日々日常は様々なことが浮かび、思考や思索に現実を見失ってしまうが、元を正せば単なる犬猫と同じ野生動物に過ぎない。
そんなことから、全てがIT技術により繋がるIOTの時代を迎えるからこそ、私達は常日頃から自らの身体の声に耳を傾け、そのシグナルに素直になることが大切だと思う。如何に強靭なメンタリティを持っていても、人間は弱いものである。思考や思想や信念や望みが幾ら崇高なものであっても、物理的なフィジカルな法則は無視できない。
嫌むしろ、物理的なフィジカルな側面を補完するのがメンタリティであり、その意味からすると、最近の社会の傾向は、メンタリティーでフィジカルを制御支配するような ところがあって、何処か真逆で行き過ぎた感じがする。
いずれにせよ、新しい時代の幕開けは近い。そんな来たるべき激変のIT社会を、身近な家族やワンちゃんや親しい仲間たちと一緒に「 ひょっこりひょうたん島」でも歌いながら、乗り越えていこうと思う次第である。
