解体


この歳になると暗い話は御免だが、確かに移民が多くなると、外国人居住区が形成され一大勢力になって、国家内国家が誕生すると思う。

しかも、差別や偏見を排除する国家政策から、日本の伝統や文化と相容れない外国人の権利や人権も擁護されるので、ますます日本の伝統や文化や治安が、彼ら風に破壊されていくことは目に見えている。

そんな視点から、改めて世間を眺めてみると、最近は外国からの観光客が増え確かに電車や駅の表示等も中国語や韓国語が併記されて実に見にくい。さらに、今年のお花見では、外国からの観光客が多くなったことや皇居乾通り一般公開にウェディングドレスを着て写真撮影をしている中国女性がいたりして違和感を覚えた。

しかし、パリのヴェルサイユ宮殿を75億円で借り切って結婚式を挙げた日産のゴーンさんもいることだから、グローバル化により世間はそんなものなのかも知らない。

しかし、生粋の日本人ならいくらお金があっても、日本の伝統や文化を汚すような行為は慎み、日本の伝統や文化や習わしに対する誇りや権威を大切にすると思う。

ところで、何事にも表と裏はあるものだが、社会は表向きは誰が聞いてもまともな考えや約束事で成り立っているように思われるが、現実には表にはない裏の駆け引きや約束ごとで成り立っている訳で、簡単に言えば金と女である。この2つが原動力となって社会が回っている訳で、政府高官の汚職や腐敗が当たり前となっている中国のような国では、超現実的な駆け引きや打算やしぶとさを持ち合わせていないと生き残っていけない。つまり、何をやっても儲かりさえすればいい訳で、面従腹背、裏切背信、金にはモラルも倫理もない訳で、実に恐ろしい裏社会のルールによって、社会が営まれているものと思われる。

こんな風に書くと、国際社会の悪事を認めているように思われるが、そうではなく、世界の現実であり、日本でも構造改革によって規制の緩和や規制撤廃を行って利得を得たのは、政府の高官や政治家や御用学者であって、痛みを一気に引き受けたのは彼らの口車に乗せられた一般庶民である。

ところで、今上陛下は退位を目前とするメッセージの中で、「国民一人一人が自国の史実を正確に学び、平和への思いを確かにして、諸外国の人と仲良くしていけば必ず平和が訪れる。」と述べられているが、現実にはその史実自体が根本から歪められているわけで、陛下の言われることは間違ってはいないが、結果的には時の権力者や支配層に利用され操られてしまうことになる。

まあ、それだけ私たちは、現実には裏で働く欲望や駆け引きによって、日々の生活や社会を営んでいる訳で、誰もがきれいごとでは済まされないものがある。そんな現実を踏まえると暗くなるが、私的にはそれはそれとして、やはり人間は正直で嘘がなく、長期的視野に立って誠実であり、常に勉強し学習して知恵や知識を蓄え信用第一にあるべきだと思う。

まあ、昔から「類は友を呼ぶ」と言われるから、そんな風にしていれば、自然と周りに正直で誠実で知恵や知識が豊富な人が集まってくる訳で、自分から敢えて人を何らかの尺度に当てはめて選別しなくても済むのではないかと思う。

そんな訳で、人生は限られている。嘘偽りや裏切りや背信に慄きながら欲得に生きるも人生だが、毎年春になれば咲き誇り潔く散っていく桜のように生きるのも楽しいのではないだろうか。

なぜなら、常に清貧にして正しく潔くあれば、身も心も軽く障りがなく、そんな自分自身へのプライドや自信は、下世話な世間の評価や評判や価値観には及ばない重さがあるように思う。

ご案内のように、今や世界金融が破綻する節目に、世界は様々な問題が噴出し構造的なパラダイムシフトなくしては成り立たない状況にある。まあ、東日本大震災のような破壊と再構築の末にどんな社会が来るのか楽しみでもあるが、そんな時だからこそ、私達は創り上げられたフィクションや絵空事の世界観や宗教観ではなく、長年に亘り自らが大切に築いてきた信用と信頼を信じて、感謝と思いやりを持って混乱と乱世の世を生き抜いていけばいいのではないかと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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