政治に夢を託すのも、一抹の寂しさを感じる。なぜなら、政治家に限らず、社会の実権を握っているエリート達が余りにも上手に本音と建前を使いこなしているからで、その犠牲となるのはいつも社会的な弱者である。

まあ、世間はもともと教科書通りにはいかないが、それにしてもある程度は社会的な正義が担保されなくては、それこそ夢も希望もなくなってしまう訳で、そんな視点から、組織のあり方を眺めると、組織の実権を握るエリートたちが自ら率先垂範して、お金に心を売り渡し、保身に走りレントシーキングしている今日の日本の状況は異常である。本当に変な社会になったと思う。

まあ、今回の参院選も恐らく政治への無関心から投票率が伸び悩み、選挙はもともと組織票がものを言うから、自民公明の圧勝に終わると思うが、それにしても、参院は元々「良識の府」と言われ、学者や知識人による審議を期待するものだが、良識以前の問題として、社会的な正義とは何かを知らしめる学者や知識人たちが、真実をひた隠しにし、体制に不都合なことを言わないし、その一方で、マスコミやジャーナリズムはそんな日和見学者を担いでいるようでは、もはや万策が尽きた感がある。

そんな訳で、疑心暗鬼にいろんな候補者の熱弁を聴いているが、これだけ乱れた社会になってしまうと、正しいことも正しく機能しないこともあって、まあ失意と失望しか感じられないのが現実である。

しかし、社会的な正義を広めていくことは、誰もがやろうと思えば直ぐに実践できることなので、私的には今回の参院選を契機に、そんな候補者を師と仰ぎ、彼等の主張を信じて、自らの学びを深めていきたいと思う次第である。

jpjapon について

3匹の犬と優しいけど時々意地悪な元気なおばさんと桃やブドウに囲まれた田舎で暮らしています。音楽と写真が大好きなパソコンフリークです。日々の想いを、聖書の御言葉や御仏の教えを交えて仲間と語り合うのが大好きです。平凡な日常から垣間見る世間の出来事を、自分流に書き綴っていきたいと思います。
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